[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第10戦・モナコ大会/CSI5*GCT Monaco]
現地時間29日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第10戦・モナコ大会(開催地:モナコ公国)最終日に行われたLGCTグランプリ・モナコ(標準障害飛越競技/160cm)にて、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号が優勝。2位にはバッセム・モハメッド(カタール)&グンダー号、3位にはジュリアン・エパイヤール(フランス)&ユージュアル・サスペクツ・ダージ号が入った。
[ハイライト動画]第1走行
出場35人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、3番のポール・エスターマン(スイス)&ロード・ペプシ号。続いて、8番のジュリアン・エパイヤール(フランス)&ユージュアル・サスペクツ・ダージ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。
その後、2016リオデジャネイロ五輪団体金メダリストのケビン・スタウト(フランス)&フォー・ジョイ・ファント・ゾーグフリートHDC号、ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&トヴェクス・マリー・ロウ号、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号など8人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル10人馬で争われることになった。
なお、日本の川合正育(杉谷乗馬クラブ)&ケルビン号は1落下の減点4で惜しくもジャンプ・オフ進出ならず。LGCT2018チャンピオンのベン・マー(イギリス)は減点10、世界ランク8位のマーカス・アーニング(ドイツ)も減点13で敗退となった。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、2番目にスタートをジュリアン・エパイヤール(フランス)&ユージュアル・サスペクツ・ダージ号が第1走行に続いてクリアラウンド。33.52秒の好タイムをマークし、首位に立つ。
5番目のルシア・ル・ジューン・ヴィツィニ(イタリア)&ロロ・ピアナ・フィロウ・デ・ミューズ号、6番目のクリスチャン・ククック(ドイツ)&リモンチェッロNT号も減点0で続くが、いずれもエパイヤールのタイムには大きく及ばない。
しかし、7番目のバッセム・モハメッド(カタール)&グンダー号が33.12秒でクリアラウンド。一番時計を0.4秒更新して、首位に躍り出る。ところが、それも束の間。8番目のマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号がそのタイムをさらに0.06秒だけ縮める33.06秒でクリアラウンド。モハメッドから首位の座を奪う。
そして、9番目のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&トヴェクス・マリー・ロウ号もクリアラウンドをきめるが、タイムは34.14秒。最終10番目のケビン・スタウト(フランス)&フォー・ジョイ・ファント・ゾーグフリートHDC号は減点8でのフィニッシュとなり、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号が見事にLGCTグランプリ・モナコを制した。
この勝利にとり、ファン・デル・フルーテンは優勝賞金99,000ユーロ(約1,200万円)を獲得すると共に、11月のLGCT最終戦・プラハ大会で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権も手にした。
PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso