[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第3戦・マイアミビーチ大会/CSI5*GCT Miami Beach]
現地時間20日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第3戦・マイアミビーチ大会(開催地:アメリカ/フロリダ州マイアミ)最終日に行われたLGCTグランプリ・マイアミビーチ(標準障害飛越競技/160cm)にて、ピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号が優勝。2位にはハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドン VHP Z号、3位にはマリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&H&Mインディアナ号が入った。
[ハイライト動画]第1走行
出場32人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は3番、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)&カリフォルニア号。続いて、11番のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&テイク・ア・チャンス・オン・ミーZ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。
その後、世界ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&カリスト・ブルー号、同ランク4位でLGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドン VHP Z号、LGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ミスタープレジデント号、ピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号、マリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&H&Mインディアナ号の5人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル7人馬で争われることになった。
なお、世界ランク2位のマクレーン・ウォード(アメリカ)、同ランク6位で2016リオデジャネイロ五輪個人銀メダリストのペダー・フレデリクソン(スウェーデン)、2012ロンドン五輪個人銀メダリストのヘルコ・シュローダー(オランダ)はいずれも途中棄権し、ジャンプ・オフへ駒を進めることはできなかった。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)&カリフォルニア号が4つ目のダブル障害でバーを落とし、惜しくも減点4フィニッシュ。
2番目のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&テイク・ア・チャンス・オン・ミーZ号、3番目のダニエル・ドイサー(ドイツ)&カリスト・ブルー号、4番目のスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ミスタープレジデント号の3人馬はいずれも減点8で走行を終える。
しかし、5番目のピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号は第1走行に続いてのクリアラウンド。37.38秒の好タイムをマークし、首位に躍り出る。そして、6番目のマリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&H&Mインディアナ号も減点0で続くが、タイムは38.48秒。さらに、最終7番目のハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドンVHP Z号もクリアラウンドを決めたが、37.42秒とわずか0.04秒だけ届かず。
以上の結果、ピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号が見事にLGCTグランプリ・マイアミビーチを制し、優勝賞金99,000ユーロ(約1,214 万円)と11月のLGCT最終戦・プラハ大会で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権を獲得。LGCT2019年間ランキングも首位へ浮上した。
PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso