ジェローム・ゲリー(ベルギー)がLGCTグランプリ・メキシコシティを制覇/LGCT2019 第2戦・メキシコシティ大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第2戦・メキシコシティ大会/CSI5*GCT Mexico city]

現地時間13日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第2戦・メキシコシティ大会(開催地:メキシコ/メキシコシティ)3日目に行われたLGCTグランプリ・メキシコシティ(標準障害飛越競技/160cm)にて、ジェローム・ゲリー(ベルギー)&ケル・オム・ドゥ・フス号が優勝。2位にはアブデル・サイード(エジプト)&ヴェニス・ドゥ・リヴァーディー号、3位にはハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドン VHP Z号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場32人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、3番のシモン・ドレストア(フランス)&ウチェロ・デ・ウィル号。続く4番、ニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&ガンシア・デ・ミューズ号も減点0でフィニッシュし、早々とジャンプ・オフが成立する。

その後、世界ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&カリスト・ブルー号、同ランク4位でLGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドン VHP Z号、6位で2016リオデジャネイロ五輪個人銀メダリストのペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&MクリスチャンK号など9人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル11人馬で争われることになった。

なお、世界ランク7位でLGCT2018チャンピオンのベン・マー(イギリス)は減点12、同ランク8位のビージー・マッデン(アメリカ)、10位のケント・ファリントン(アメリカ)は減点4で走行を終え、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、8番目にスタートを切ったアブデル・サイード(エジプト)&ヴェニス・ドゥ・リヴァーディー号が40.53秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていた、ハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドン VHP Z号、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&カリスト・ブルー号らのタイムを上回り、首位に立つ。

しかし、10番目のジェローム・ゲリー(ベルギー)&ケル・オム・ドゥ・フス号がそのタイムをさらに1秒近く上回る39.57秒でクリアラウンド。サイードをかわして、堂々首位に躍り出る。そして、残る2人馬のうち、11番目のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&MクリスチャンK号がクリアラウンドをきめたが、タイムは41.14秒と一番時計を更新することができず。

以上の結果、ジェローム・ゲリー(ベルギー)&ケル・オム・ドゥ・フス号が見事にLGCTグランプリ・メキシコシティ制覇。優勝賞金102,630ユーロ(約1,259万円)と11月のLGCT最終戦・プラハ大会で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権を獲得した。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso