マーティン・フックス(スイス)がLGCTグランプリ・マドリードを制覇/LGCT2019 第5戦・マドリード大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第5戦・マドリード大会/CSI5*GCT Madrid]

現地時間18日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第5戦・マドリード大会(開催地:スペイン/マドリード)2日目に行われたLGCTグランプリ・マドリード(標準障害飛越競技/160cm)にて、マーティン・フックス(スイス)&チャップリン号が優勝。2位にはマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ダナ・ブルー号、3位にはバート・ブレス(オランダ)&ジンD号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場34人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は5番のダニエル・ゴールドスタイン(イスラエル)&リジーマリー号。続く6番、世界ランク9位のマーカス・アーニング(ドイツ)&ファンキー・フレッド号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、FEI世界馬術選手権帯秋2018個人銀メダリストで世界ランク5位のマーティン・フックス(スイス)&チャップリン号、同ランク6位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&カリスト・ブルー号、LGCT2018チャンピオンのベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号、LGCT2015チャンピオンのルシアナ・ディニス(ポルトガル)&ヴェルティゴ・デュ・デザート号など9人馬がクリアラウンド。トータル11人馬でジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、2016リオデジャネイロ五輪個人銀メダリストで世界ランク2位のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)は規定タイムオーバーによる減点1、LGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)は減点8でジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、5番目にスタートをマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ダナ・ブルー号が39.77秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたバート・ブレス(オランダ)&ジンD号、ダニエル・ゴールドスタイン(イスラエル)&リジーマリー号のタイムを上回り、首位に立つ。

続く6番目のダニエル・ドイサー(ドイツ)&カリスト・ブルー号も減点0でフィニッシュするが、タイムは45.92秒と大きく及ばず。さらに、9番目のルシアナ・ディニス(ポルトガル)&ヴェルティゴ・デュ・デザート号、10番目のベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号もクリアラウンドを逃し、優勝争いから脱落する。

しかし、最終11番目のマーティン・フックス(スイス)&チャップリン号が一番時計を0.26秒更新する39.49秒でクリアラウンド。ファン・デル・フルーテンをかわして、見事にLGCTグランプリ・マドリードを制した。

この勝利により、フックスは優勝賞金100,000ユーロ(約1,219万円)を獲得。同時に11月のLGCT最終戦・プラハ大会で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権も手にした。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso