ベン・マー(イギリス)がLGCTグランプリ・ロンドンを制覇/LGCT2019 第14戦・ロンドン大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第14戦・ロンドン大会/CSI5*GCT London]

現地時間3日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第14戦・ロンドン大会(開催地:イギリス/ロンドン)2日目に行われたLGCTグランプリ・ロンドン(標準障害飛越競技/160cm)にて、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号が優勝。2位にはシェーン・スウィートナム(アイルランド)&アレハンドロ号、3位にはダーラ・ケニー(アイルランド)&クラシック・ドリーム号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場34人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、7番のジュリアン・エパイヤール(フランス)&ユージュアル・サスペクツ・ダージ号。続く8番、シェーン・スウィートナム(アイルランド)&アレハンドロ号も減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、2008北京五輪個人金メダリストのエリック・ラマーズ(カナダ)&チャコ・キッド号、世界ランク5位のピーター・デボス(ベルギー)&クライルZ号、同ランク7位のニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&ジェンソン・ファント・メウレンホフ号、10位のマーカス・アーニング(ドイツ)&クリスティ号、LGCT2018チャンピオンのベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号など10人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル12人馬で争われることになった。

なお、LGCT2013・2014チャンピオンで昨年の同大会でグランプリを制したスコット・ブラッシュ(イギリス)は1落下の減点4で走行を終え、惜しくもジャンプ・オフに駒を進めることはできなかった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフ。トップバッターのジュリアン・エパイヤール(フランス)&ユージュアル・サスペクツ・ダージ号は減点4で走行を終えたが、2番目のシェーン・スウィートナム(アイルランド)&アレハンドロ号は第1走行に続いてクリアラウンド。37.44秒の好タイムをマークし、首位に立つ。

3番目のマーカス・アーニング(ドイツ)&クリスティ号、4番目のジョス・バルーイ(ベルギー)&イゴール号はいずれも1落下の減点4。5番目のニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&ジェンソン・ファント・メウレンホフ号は減点0でフィニッシュしたが、タイムは38.62秒と及ばず。さらに8番目のピーター・デボス(ベルギー)&クライルZ号は減点8で優勝争いから脱落する。

しかし、9番目のベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号が35.98秒でクリアラウンド。貫禄のパフォーマンスで一番時計を約1.5秒上回り、スウィートナムをかわして堂々首位に躍り出る。

そして、後続の3人馬のなかでは、11番目のエリック・ラマーズ(カナダ)&チャコ・キッド号が減点4、最終12番目のダーラ・ケニー(アイルランド)&クラシック・ドリーム号はクリアラウンドをきめるも、タイムは37.62秒でマーには届かず。

以上の結果、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号が見事に母国でのLGCTグランプリを制し、優勝賞金99,000ユーロ(約1,170万円)を獲得。同時に、11月のLGCT最終戦・プラハ大会で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権も手にした。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso