ダニエル・ドイサー(ドイツ)がLGCTグランプリ・ハンブルグを制覇/LGCT2019 第6戦・ハンブルグ大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第6戦・ハンブルグ大会/CSI5*GCT Hamburg]

現地時間1日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第6戦・ハンブルグ大会(開催地:ドイツ/ハンブルグ)5日目に行われたLGCTグランプリ・ハンブルグ(標準障害飛越競技/160cm)にて、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&ジャスミンVDビショップ号が優勝。2位にはナイエル・ナサール(エジプト)&ルシファーV号、3位にはペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&Mオール・イン号が入った。

第1走行

出場33人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は9番、2016リオデジャネイロ五輪個人銀メダリストで世界ランク2位のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&Mオール・イン号。続いて11番、同ランク4位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&ジャスミンVDビショップ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、クリアラウンドしたのは、フィリップ・ワイスハウプト(ドイツ)&チェ・ファンタスティカ号、ナイエル・ナサール(エジプト)&ルシファーV号の2人馬のみとなり、ジャンプ・オフは4人馬で争われることになった。

なお、LGCT2018チャンピオンのベン・マー(イギリス)は規定タイムオーバーによる減点1、世界ランク5位のピーター・デボス(ベルギー)は減点4、同ランク8位のマーカス・アーニング(ドイツ)、9位のハリー・スモルダーズ(オランダ)は減点8でいずれもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&Mオール・イン号が第1走行に続いてのクリアラウンド。49.98秒をマークし、後続の人馬にプレッシャーをかける。

しかし、2番目のダニエル・ドイサー(ドイツ)&ジャスミンVDビショップ号がそのタイムを4秒以上上回る45.95秒でクリアラウンド。母国のヒーローが見せた会心のパフォーマンスに、スタンドの地元ファンから大歓声がわき上がる。

そして、3番目のフィリップ・ワイスハウプト(ドイツ)&チェ・ファンタスティカ号は減点8フィニッシュ。最終4番目のナイエル・ナサール(エジプト)&ルシファーV号はクリアラウンドをきめたものの、タイムは46.18秒で一番時計を更新することはできず。

以上の結果、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&ジャスミンVDビショップ号が見事にLGCTグランプリ・ハンブルグを制覇。優勝賞金100,000ユーロ(約1,219万円)を獲得すると共に、11月のLGCT最終戦・プラハ大会で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権も手にした。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso