ダニG・ワルドマン(イスラエル)が今シーズンのLGCTグランプリ2勝目を飾る/LGCT2019 第13戦・ベルリン大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第13戦・ベルリン大会/CSI5*GCT Berlin]

現地時間27日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2019 第13戦・ベルリン大会2日目に行われたLGCTグランプリ・ベルリン(標準障害飛越競技/160cm)にて、ダニG・ワルドマン(イスラエル)&リジーマリー号が優勝。2位にはルドガー・ベールバウム(ドイツ)&クール・フィーリング号、3位にはクリスチャン・アールマン(ドイツ)&&テイク・ア・チャンス・オン・ミーZ号が入った。

※ダニG・ワルドマンは旧姓名ダニエル・ゴールスタイン

[ハイライト動画]

第1走行

出場35人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、10番のハリー・チャールズ(イギリス)&ボルサト号。続いて、18番のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&&テイク・ア・チャンス・オン・ミーZ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、個人で1つ、団体で3つの五輪金メダルを獲得しているルドガー・ベールバウム(ドイツ)&クール・フィーリング号、ニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&カタンガV/Hディンゲスホフ号、フランク・シャッター(オランダ)&クイーンズランドE号、ダニG・ワルドマン(イスラエル)&リジーマリー号の4人馬がクリアラウンド。トータル6人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク4位のダニエル・ドイサー(ドイツ)は減点8、同ランク5位のピーター・デボス(ベルギー)、8位のケント・ファリントン(アメリカ)は減点4、LGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)は途中棄権で、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのハリー・チャールズ(イギリス)&ボルサト号が終盤で2つ続けてバーを落とし、減点8フィニッシュ。2番目のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&&テイク・ア・チャンス・オン・ミーZ号も4つ目のダブルコ障害で1落下があり、減点4で走行を終える。

さらに、3番目のニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&カタンガV/Hディンゲスホフ号も2落下の減点8、4番目のフランク・シャッター(オランダ)&クイーンズランドE号も4つ目のダブル障害でバーを落として減点4と、なかなかクリアラウンドする人馬が現れない。

しかし、5番目のダニG・ワルドマン(イスラエル)&リジーマリー号は、第1走行に続いてクリアラウンド。39.46秒の好タイムをマークし、今シーズンのLGCTグランプリ2勝目に王手をかける。

そして、いよいよ最終6番目のルドガー・ベールバウム(ドイツ)&クール・フィーリング号がアリーナへ。地元ファンの期待を一身に受けてスタートを切ったレジェンドは、熟練の手綱裁きで見事にクリアラウンドをきめたが、タイムは39.81秒とわずかに届かず。

以上の結果、ダニG・ワルドマン(イスラエル)&リジーマリー号が第4戦・上海大会に続くLGCTグランプリ2勝目を飾り、優勝賞金99,000ユーロ(約1,200万円)を獲得した。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso