フランク・シャッター(オランダ)がLGCTグランプリ初制覇/LGCT2018 第14戦・ファルケンスワールト大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第14戦・ファルケンスワールト大会/CSI5*GCT Valkenswaard]

現地時間11日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第14戦・ファルケンスワールト大会(開催地:オランダ/ファルケンスワールト)2日目に行われたLGCTグランプリ・ファルケンスワールト(標準障害飛越競技/160cm)にて、フランク・シャッター(オランダ)&シャンティイズ・チャンピオン号が優勝。2位にはマーカス・アーニング(ドイツ)&コルナードNRW号、3位にはクリスチャン・アールマン(ドイツ)&トーキョー2号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場34人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は3番のアルベルト・ゾルツィ(イタリア)&フェア・ライト・ヴァン・ターカ号。続いて、5番のシモン・ドレストア(フランス)&エルメス・ライアン号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、2008北京五輪個人金メダリストで世界ランク3位のエリック・ラマーズ(カナダ)ファイン・レディー5号、同ランク4位のマーカス・アーニング(ドイツ)&コルナードNRW号、8位のベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号、ニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&MハーレイVDビショップ号、クリスチャン・アールマン(ドイツ)&トーキョー2号、フランク・シャッター(オランダ)&シャンティイズ・チャンピオン号など9人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル11人馬で争われることになった。

なお、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)は減点8、LGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)は減点21で走行を終え、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフ。4番目にスタートを切ったクリスチャン・アールマン(ドイツ)&トーキョー2号が41.01秒でクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていたエリック・ラマーズ(カナダ)ファイン・レディー5号、アルベルト・ゾルツィ(イタリア)&フェア・ライト・ヴァン・ターカ号らをかわして首位に立つ。

しかし、6番目のフランク・シャッター(オランダ)&シャンティイズ・チャンピオン号が、そのタイムを1.5秒だけ上回る39.89秒でクリアラウンド。アールマンをかわして首位に躍り出ると、世界選手権オランダ代表にも選出された25歳のホープは拳を高く突き上げ、会心のガッツポーズ。その勇姿にスタンドの地元ファンからは大歓声がわき上がる。

シャッターに続き、9番目のニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&キャス・デ・リベルテ号も減点0でフィニッシュしたが、タイムは43.52秒。また、10番目のマーカス・アーニング(ドイツ)&コルナードNRW号もロスのない巧みな走行でシャッターを猛追。見事にクリアラウンドをきめるが、タイムは39.90秒とわずか0.01秒だけ届かず。

そして、最終11番目、今シーズンのLGCTグランプリ3勝目を狙ったニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&MハーレイVDビショップ号は1落下の減点4で走行を終えたため、フランク・シャッター(オランダ)&シャンティイズ・チャンピオン号がLGCTグランプリ初制覇を飾った。

この勝利によりシャッターは、優勝賞金99,000ユーロ(約1,253万円)を獲得すると共に、12月のLGCT最終戦・プラハ大会で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権も手にした。

LGCT2018年間ランキングはベン・マー(イギリス)が首位をキープ。2位にハリー・スモルダーズ(オランダ)、3位にアルベルト・ゾルツィ(イタリア)、4位にダニエル・ドイサー(ドイツ)、5位にニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)が続いている。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso