グレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)がLGCTグランプリ・上海を制す/LGCT2018 第3戦・上海大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第3戦・上海大会/CSI5*GCT Shanghai]

現地時間21日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第3戦・上海大会(開催地:中国/上海)2日目に行われたLGCTグランプリ・上海(標準障害飛越競技/160cm)にて、グレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&コリー号が優勝。2位にはベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号、3位にはダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場32人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は3番、LGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・シェルビー号。続く4番のグレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&コリー号も減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、LGCT2017チャンピオンで世界ランク2位のハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドンVHPZ号、同ランク5位のシモン・ドレストア(フランス)&ゲイン・ライン号、7位のロレンゾ・デ・ルカ(イタリア)&ハリファクス・ファン・ヘット・クラージボス号、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&イディ・ユートピア号、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号など10人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル12人馬で争われることになった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・シェルビー号が39.60秒で早々とクリアラウンド。今シーズンのグランプリ2勝目を視界に捉える。しかし、その直後。グレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&コリー号が37.91秒という素晴らしいタイムを叩き出して首位に躍り出ると、後続の人馬はなかなかこのタイムを上回ることができない。

マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&イディ・ユートピア号、ハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドンVHPZ号は続けてクリアラウンドしたが、タイムはいずれも40秒を切ることができず。さらに、シモン・ドレストア(フランス)&ゲイン・ライン号、ロレンゾ・デ・ルカ(イタリア)&ハリファクス・ファン・ヘット・クラージボス号はいずれも減点4で走行を終える。

さらに、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号が果敢な走行でワトヘルトを猛追。両人馬とも見事にクリアラウンドをきめたが、タイムはマーが38.55秒、ドイサーが39.11秒とわずかに及ばず。

以上の結果、グレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&コリー号が見事にLGCTグランプリ・上海を制し、優勝賞金201,300ユーロ(約2,662万円)と12月のLGCT最終戦・プラハ大会で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権を獲得。LGCT2018年間ランキングも首位のスコット・ブラッシュ(イギリス)、2位のエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)、3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)に続く4位に浮上した。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso