ベン・マー(イギリス)がLGCTグランプリ・マドリードを制覇/LGCT2018 第4戦・マドリード大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第4戦・マドリード大会/CSI5*GCT Madrid]

現地時間5日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第4戦・マドリード大会(開催地:スペイン/マドリード)2日目に行われたLGCTグランプリ・マドリード(標準障害飛越競技/160cm)にて、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号が優勝。2位タイに二コラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&MハーレイVDビショップ号とエドゥアルド・アルバレス・アズナール(スペイン)&ロックフェラー・デ・プレヴィル・ボア・マルゴット号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場35人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、4番のパオラ・アミリビア(スペイン)&ガウディ号。続いて、10番のペドロ・ヴェニス(ブラジル)&クアブリ・デ・リスル号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、LGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)&ウルスラⅦ号、ピーター・デボス(ベルギー)&エスポワール号、二コラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&MハーレイVDビショップ号、エドゥアルド・アルバレス・アズナール(スペイン)&ロックフェラー・デ・プレヴィル・ボア・マルゴット号、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号など8人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル10人馬で争われることになった。

なお、世界ランク8位のマーカス・アーニング(ドイツ)、同ランク10位のダニエル・ドイサー(ドイツ)は減点4、世界ランク7位のシモン・ドレストア(フランス)も減点12でジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、4番目にスタートを切ったピーター・デボス(ベルギー)&エスポワール号は40.54秒でクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたペドロ・ヴェニス(ブラジル)&クアブリ・デ・リスル号のタイムを上回り首位に立つ。

続く5番目のマルク・ハウトザハー(オランダ)&ステルホフス・カリメロ号、6番目のスコット・ブラッシュ(イギリス)&ウルスラⅦ号も減点0で続くが、いずれもデボスのタイムを上回ることはできない。

しかし、7番目の二コラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mハーレイvdビショップ号が39.79秒でクリアラウンド。同胞をかわして首位に躍り出ると、8番目のエドゥアルド・アルバレス・アズナール(スペイン)&ロックフェラー・デ・プレヴィル・ボア・マルゴット号も同じく39.79秒でクリアラウンド。2人馬が減点0、同タイムで首位に並ぶ。

そして、いよいよ最終10番目のベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号がアリーナへ。1つ前の5スター競技を制して勢いに乗る人馬は、このジャンプ・オフでも卓越したスピードを見せつけ、見事にクリアラウンド。一番時計を2秒以上縮める37.73秒を叩き出し、LGCTグランプリ・マドリードを制した。

この勝利により、マー優勝賞金100,000ユーロ(約1,306万円)と12月のLGCT最終戦・プラハ大会で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権を獲得。LGCT2018年間ランキングも首位のスコット・ブラッシュ(イギリス)に次ぐ2位に浮上した。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso