チャンピオンの貫禄! ベン・マー(イギリス)が驚異の今シーズンLGCTグランプリ4勝目!/LGCT2018 第16戦・ドーハ大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第16戦・ドーハ大会/CSI5*GCT Doha]

現地時間10日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第16戦・ドーハ大会(開催地:カタール/ドーハ)最終日に行われたLGCTグランプリ・ドーハ(標準障害飛越競技/160cm)にて、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号が優勝。2位にはペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&ハンソンWL号、3位にはハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドンVHP Z号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場34人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は8番、世界ランク6位のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&ハンソンWL号。続く9番、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)&カリフォルニア号も減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、LGCT2018チャンピオンを戴冠したベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号、LGCT2017チャンピオンで世界ランク1位のハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドンVHP Z号、2008北京五輪団体金メダリストのローラ・クラウト(アメリカ)&ゼレモニー号、ロレンゾ・デ・ルカ(イタリア)&イレニース・ホルタ号、ピーター・デボス(ベルギー)&エスポワール号など7人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフは9人馬で争われることになった。

なお、世界ランク4位のマーカス・アーニング(ドイツ)、同ランク7位のダニエル・ドイサー(ドイツ)、はいずれも減点8で走行を終え、ジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&ハンソンWL号が第1走行に続いてクリアラウンド。いきなり36.34秒の好タイムをマークし、後続の人馬にプレッシャーをかける。

2番目のエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)&カリフォルニア号、3番目のロレンゾ・デ・ルカ(イタリア)&イレニース・ホルタ号も減点0で続くが、タイムはいずれも37秒台。さらに、6番目のハリー・スモルダーズ(オランダ)&ドンVHP Z号もクリアラウンドをきめるが、タイムは36.94秒でフレデリクソンには届かない。

そして、いよいよ最終9番目のベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号がアリーナへ。今シーズンのLGCTグランプリ3勝を上げているコンビは、自慢の快速を存分に見せつけクリアラウンド。一番時計を0.84秒更新する35.50秒を叩き出し、見事にLGCTグランプリ・ドーハを制した。

この勝利により、マー優勝賞金123,750ユーロ(約1,410万円)を獲得。最終戦・プラハ大会で行われるLGCTスーパーグランプリ制覇に向けて、大きく弾みをつけた。また、LGCT
2018年間ランキングの最終結果は、ベン・マー(イギリス)が295ポイントで優勝、ハリー・スモルダーズ(オランダ)が252ポイントの2位、ニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)が238ポイントの3位という結果に終わった。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso