ニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)が今シーズンのLGCTグランプリ2勝目!/LGCT2018 第11戦・シャンティイ大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第11戦・シャンティイ大会/CSI5*GCT Chantilly]

現地時間14日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第11戦・シャンティイ大会(開催地:フランス/シャンティイ)2日目に行われたLGCTグランプリ・シャンティイ(標準障害飛越競技/160cm)にて、ニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mチリ・ウィリ号が優勝。2位にはダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号、3位にはアルベルト・ゾルツィ(イタリア)&コンタンガ号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場33人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、2番のジェローム・ゲリー(ベルギー)&ガーフィールド・デ・ティジ・デ・テンプリエ号。続いて6番のジョス・バルーイ(ベルギー)&カラカス号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、世界ランク7位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号、ニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mチリ・ウィリ号、アルベルト・ゾルツィ(イタリア)&コンタンガ号、クリスチャン・アールマン(ドイツ)&クリントレクソZ号など8人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル10人馬で争われることになった。

なお、LGCT2017チャンピオンで世界ランク1位のハリー・スモルダーズ(オランダ)、2016リオデジャネイロ五輪団体金メダルを獲得したフランスチームのメンバーであるケビン・スタウト(フランス)、ペネロペ・ルプレボ(フランス)はいずれも減点4で走行を終え、惜しくもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

コースセッティングが変更され、迎えたジャンプ・オフ。3番目にスタートを切ったニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mチリ・ウィリ号が第1走行に続いてクリアラウンド。37.26秒の好タイムを叩き出し、首位に躍り出る。

続く4番目のダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号も負けじとクリアラウンドをきめたものの、タイムは37.30秒とわずか0.04秒だけ届かず。さらに、8番目のアルベルト・ゾルツィ(イタリア)&コンタンガ号も減点0でフィニッシュするが、タイムは38.63秒とフィリッパーツには及ばない。

そして、残る2人馬、9番目のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&クリントレクソZ号、最終10番目、ベン・マー(イギリス)&エクスプロージョンW号はいずれも1落下の減点4で走行を終えたため、ニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mチリ・ウィリ号が見事にLGCTグランプリ・シャンティイを制した。

この勝利により、フィリッパーツは優勝賞金99,000ユーロ(約1,300万円)を獲得。今シーズンのLGCTグランプリ2勝目をマークし、LGCT2018年間ランキングも首位のベン・マー(イギリス)、2位のエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)、3位のハリー・スモルダーズ(オランダ)、4位のアルベルト・ゾルツィ(イタリア)に続く5位に浮上した。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso