ニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)がLGCTグランプリ・カスカイスを制覇/LGCT2018 第8戦・カスカイス大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第8戦・カスカイス大会/CSI5*GCT Cascais Estoril]

現地時間16日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第8戦・カスカイス大会(開催地:ポルトガル/カスカイス エストリル)最終日に行われたLGCTグランプリ・カスカイス(標準障害飛越競技/160cm)にて、ニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&MハーレイVDビショップ号が優勝。2位にはグレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&MJTネヴァドスS号、3位にはエドゥアルド・アルバレス・アズナール(スペイン)&ロックフェラー・デ・プレヴィル・ボア・マルゴット号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場32人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、7番のピエリジョルジオ・ブッチ(イタリア)&ディーゼルGPドゥ・ボワ・マダム号。続いて9番のダニエル・ゴールドスタイン(イスラエル)&リジーマリー号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、グレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&MJTネヴァドスS号、フィリップ・ヒューストン(ドイツ)&チャランダ号、ジュリアン・エパイヤール(フランス)&ヴィルチューズ・チャンペイン号、ニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&MハーレイVDビショップ号、クリスチャン・ククック(ドイツ)&リモンチェッロNT号、エドゥアルド・アルバレス・アズナール(スペイン)&ロックフェラー・デ・プレヴィル・ボア・マルゴット号がクリアラウンド。ジャンプ・オフは8人馬で争われることになった。

なお、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)は途中棄権。LGCT2015チャンピオンのルシアナ・ディニス(ポルトガル)、マーカス・アーニング(ドイツ)、ロレンゾ・デ・ルカ(イタリア)はいずれも減点4で走行を終え、ジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

トップバッターのピエリジョルジオ・ブッチ(イタリア)&ディーゼルGPドゥ・ボワ・マダム号、2番目のダニエル・ゴールドスタイン(イスラエル)&リジーマリー号、3番目のフィリップ・ヒューストン(ドイツ)&チャランダ号が3連続でクリアラウンド。41.72秒をマークしたゴールドスタインが首位に立つ。

4番目のジュリアン・エパイヤール(フランス)&ヴィルチューズ・チャンペイン号は減点22で優勝争いから脱落したが、続く5番目のグレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&MJTネヴァドスS号は40.93秒でクリアラウンド。一番時計を更新して、第3戦・上海大会に続く今シーズンのLGCTグランプリ2勝目に王手をかける。

しかし、6番目のニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&MハーレイVDビショップ号がそのタイムをさらに1秒以上縮める39.57秒でクリアラウンド。会心の走行でワトヘルトをかわして首位に躍り出る。

そして、残る2人馬。7番目のクリスチャン・ククック(ドイツ)&リモンチェッロNT号は減点4、最終8番目のエドゥアルド・アルバレス・アズナール(スペイン)&ロックフェラー・デ・プレヴィル・ボア・マルゴット号はクリアラウンドをきめたが、タイムは41.36秒とフィリッパーツには及ばず。

以上の結果、ニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&MハーレイVDビショップ号が見事にLGCTグランプリ・カスカイスを制し、優勝賞金99,000ユーロ(約1,272万円)と12月のLGCT最終戦・プラハ大会で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権を獲得。LGCT2018年間ランキングも首位のエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)、2位のベン・マー(イギリス)、3位のスコット・ブラッシュ(イギリス)に次ぐ4位に浮上した。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso