アルベルト・ゾルツィ(イタリア)がLGCTグランプリ・ベルリンを制覇/LGCT2018 第12戦・ベルリン大会

LGCT/GCL

[ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第12戦・ベルリン大会/CSI5*GCT Berlin]

現地時間28日、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 第12戦・ベルリン大会(開催地:ドイツ/ベルリン)2日目に行われたLGCTグランプリ・ベルリン(標準障害飛越競技/160cm)にて、アルベルト・ゾルツィ(イタリア)&フェア・ライト・ヴァン・ターカ号が優勝。2位にはクリスチャン・アールマン(ドイツ)&クリントレクソZ号、3位にはピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場34人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は8番のニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&キャス・デ・リベルテ号。続いて10番、世界ランク7位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&カリスト・ブルー号が減点0でフィニッシュし、この時点でジャンプ・オフが成立となる。

その後、アルベルト・ゾルツィ(イタリア)&フェア・ライト・ヴァン・ターカ号、世界ランク10位のケビン・スタウト(フランス)&ロレンゾ号、同じく10位タイのピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号、マーカス・アーニング(ドイツ)&コルナードNRW号、マーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル7人馬で争われることになった。

なお、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)&カリフォルニア号は減点4、LGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)&エメラルド号は減点8でのフィニッシュとなり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、最初にスタートを切ったニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&キャス・デ・リベルテ号が39.10秒で早々とクリアラウンド。後続の人馬にプレッシャーをかける。2番目のダニエル・ドイサー(ドイツ)&カリスト・ブルー号も続けてクリアラウンドをきめるが、タイムは41.04秒とブリンシェルズには及ばない。

しかし、3番目のアルベルト・ゾルツィ(イタリア)&フェア・ライト・ヴァン・ターカ号が35.53秒でクリアラウンド。一番時計を3秒以上も縮める会心の走行で堂々首位に躍り出ると、4番目のピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号、5番目のクリスチャン・アールマン(ドイツ)&クリントレクソZ号も減点0で続くが、タイムはデボスが37.96秒、アールマンが36.65秒とゾルツィには届かず。

そして、残る3人馬、6番目のマーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号、7番目のマーカス・アーニング(ドイツ)&コルナードNRW号、最終8番目のケビン・スタウト(フランス)&ロレンゾ号はいずれも1落下の減点4で走行を終えたため、アルベルト・ゾルツィ(イタリア)&フェア・ライト・ヴァン・ターカ号が見事にLGCTグランプリ・ベルリンを制した。

この勝利によりゾルツィ、優勝賞金100,000ユーロ(約1,293万円)と12月のLGCT最終戦・プラハ大会で行われるLGCTスーパーグランプリの出場権を獲得。LGCT2018年間ランキングは首位のベン・マー(イギリス)、2位のハリー・スモルダーズ(オランダ)、3位のエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)に次ぐ4位をキープした。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso/Stefano Grasso