[特別国民体育大会2023（燃ゆる感動かごしま国体）馬術競技]
2023年10月11日（水）～10月15日（日）の5日間にわたり、特別国民体育大会2023 燃ゆる感動かごしま国体 馬術競技（開催地：霧島市牧園特設馬術競技場／鹿児島県霧島市）が開催された。馬術競技は、成年男子・成年女子・少年という3つの種別で全23競技を実施。そのうち、成年男子の障害馬術競技は、トップスコア競技、ダービー競技、スピード＆ハンディネス競技、国体大障害飛越競技、六段障害飛越競技の5競技が行われた。各競技の結果詳細は以下の通り。
※上写真はスピード＆ハンデイネス競技を制した山口敬介＆クインティナ号（滋賀県）
成年男子
スピード＆ハンディネス競技
－優勝－
山口敬介＆クインティナ号
（滋賀県）
2023年10月12日（木）、特別国民体育大会2023 燃ゆる感動かごしま国体（開催地：霧島市牧園特設馬術競技場／鹿児島県霧島市）2日目に成年男子スピード＆ハンディネス競技（スピード＆ハンディネス競技／130cm以下）が行われた。
21人馬が出場した競技序盤、13番目にスタートを切った山口敬介＆クインティナ号（滋賀県）が加算秒なしの57.96秒でフィニッシュ。それまでのトップタイムを10秒近く更新する快走で首位に躍り出ると、後続の人馬はいずれもこのタイムを上回ることができず。見事に成年男子スピード＆ハンディネス競技を制した。
続いて、福島大輔＆アジュールJH号（千葉県）が64.99秒で2位、佐藤賢希＆兀地号（長野県）が66.26秒で3位、村岡一孝＆エリオットⅥ号（鹿児島県）が67.66秒で4位、川口大輔＆サムライブルー号（静岡県）が69.55秒で5位、芹澤永治＆クラド号（東京都）が75.56秒で6位、増山誠倫＆グランドキャニオン号（栃木県）が77.27秒で7位、大谷直生＆フィルーVDK号（兵庫県）が77.48秒で8位に入り、ここまでの8人馬が天皇杯ポイントを獲得している。
クインティナ号はエストニア産のエストニアン・スポーツホース種（12歳牝馬）。まほろばオータムホースショー三木2022（3スター）で中障害飛越Bファイナル優勝、大阪グランプリ2022ファイナル大会（4スター）で大阪グランプリ優勝、全日本障害馬術大会2022 Part I で中障害飛越競技B決勝優勝、大阪グランプリ2023 スプリング大会（4スター）で大阪グランプリ優勝などの成績を上げている。
成年男子
国体大障害飛越競技
－優勝－
村岡一孝＆エリオットⅥ号
（鹿児島）
2023年10月14日（土）、特別国民体育大会2023 燃ゆる感動かごしま国体（開催地：霧島市牧園特設馬術競技場／鹿児島県霧島市）4日目に成年男子国体大障害飛越競技（標準障害飛越競技238.2.2／150cm以下）が行われた。
2人馬が棄権したため、9人馬が出場した第1走行では、トップバッターとしてスタートを切った開催県代表の村岡一孝＆エリオットⅥ号（鹿児島県）が74.23秒でクリアラウンド（減点0で走行を終えること）。その後、減点0で走行を終える人馬は現れず、ジャンプ・オフ（優勝決定戦）が成立することなく優勝が決まった。
続いて、川口大輔＆サムライブルー号（静岡県）が減点4、72.72秒で2位、谷口真一＆カムアンドフィール号（滋賀県）が減点4、77.92秒で3位、増山誠倫＆グランドキャニオン号（栃木県）が減点13、82.51秒で4位、北井一彰＆BUMヴィンセント号（神奈川県）が減点16、74.16秒で5位、藤谷喜晴＆ザンジバル号（和歌山県）が減点22、83.05秒で6位、楠木貴成＆センチュリオンZ号（北海道）が減点26、79.24秒で7位、苅谷幸生＆アルティメイトZ号（広島県）が減点26、91.49秒で8位に入り、ここまでの8人馬が天皇杯ポイントを獲得している。
エリオットⅥ号（東関東ホースアンドハウンド）はベルギー産のホルシュタイナー種（18歳セン馬）。全日本障害馬術大会2021・2022 PartⅠで全日本障害飛越選手権連覇、フジホースショー・オータムグランプリ（4スター）でフジオータムグランプリ優勝、まほろばサマーホースショー三木2022（3スター）でまほろばグランプリ優勝、ジャパン・オープン 2021年度 第6戦（4スター）でBグレード完全優勝（S&H・標準障害・決勝）、那須グランドホースショー2021（4スター）でフューチャーズカップ優勝など、輝かしい成績を収めている。