特別国民体育大会2023(燃ゆる感動かごしま国体)馬術競技 成年男子障害馬術競技結果/2023年10月11日(水)~10月15日(日)

国民体育大会

[特別国民体育大会2023(燃ゆる感動かごしま国体)馬術競技]

2023年10月11日(水)~10月15日(日)の5日間にわたり、特別国民体育大会2023 燃ゆる感動かごしま国体 馬術競技(開催地:霧島市牧園特設馬術競技場/鹿児島県霧島市)が開催された。馬術競技は、成年男子・成年女子・少年という3つの種別で全23競技を実施。そのうち、成年男子の障害馬術競技は、トップスコア競技、ダービー競技、スピード&ハンディネス競技、国体大障害飛越競技、六段障害飛越競技の5競技が行われた。各競技の結果詳細は以下の通り。

※上写真はスピード&ハンデイネス競技を制した山口敬介&クインティナ号(滋賀県)

成年男子
トップスコア競技

-優勝-
佐藤賢希&兀地号
(長野県)

2023年10月11日(水)、特別国民体育大会2023 燃ゆる感動かごしま国体(開催地:霧島市牧園特設馬術競技場/鹿児島県霧島市)初日に成年男子トップスコア競技(トップスコア競技/90~150cm以下)が行われた。

出場26人馬のうち、最終26番目にスタートを切った佐藤賢希&兀地号(長野県)が200点のジョーカー障害、120点、110点の高得点障害、90点、80点の障害をいずれも2回ずつクリアするという会心の走行でフィニッシュ。1400点のハイスコアを叩き出し、見事に成年男子トップスコア競技を制した。

続いて、山口敬介&カムアンドフィール号(滋賀県)が1380点で2位、森 裕悟&CRNキンキーブーツ号(奈良県)が1370点で3位、山本 一&インデラZ号(鳥取県)が1290点で4位、森本健史&レンテリヒト号(愛知県)が1160点で5位、深水伸平&エリオットⅥ号(鹿児島県)が1080点で6位、北井一彰&BUMヴィンセント号(神奈川県)が1080点で7位、大島良紀&ファンタジスタ号(三重県)が960点で8位に入り、ここまでの8人馬が天皇杯ポイントを獲得している。

兀地号はアイルランド産のアイリッシュスポーツホース種(13歳セン馬)。みっきぃオータムホースショー2020(3スター)でみっきぃ大障害B ファイナル優勝、大阪グランプリ2022 スプリング大会(4スター)で中障害飛越《B》チャンピオンシップ優勝、全日本障害馬術大会2021 PartⅠで中障害飛越競技A 予選標準優勝、大阪グランプリ2023 スプリング大会(4スター)で中障害飛越《B》チャンピオンシップ優勝、ジャパン・オープン2023年度 第3戦(3スター)でBグレード決勝優勝などの成績を上げている。

成年男子
ダービー競技

-優勝-
広田龍馬&キャンベラZ号
(栃木県)

2023年10月11日(水)、特別国民体育大会2023 燃ゆる感動かごしま国体(開催地:霧島市牧園特設馬術競技場/鹿児島県霧島市)初日に成年男子ダービー競技(ダービー競技/125cm以下)が行われた。

18人馬が出場した第1走行では、第1走行で2人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終える)し、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。一騎打ちとなったジャンプ・オフでは、広田龍馬&キャンベラZ号(栃木県)が一番時計の33.91秒でクリアラウンド。栃木県代表選手としては初の成年男子ダービー競技優勝をはたした。

対する中村 勇&フォンヴィア号(三重県)もクリアラウンドしたが、走行タイムは34.37秒で及ばず。惜しくも2位に敗れた。以下、第1走行を減点4でフィニッシュした6人馬が走行タイム差により、上村 司&アンテベルム号(鹿児島県)が3位、片山 淳&ラッキーユー7号(徳島県)が4位、横山 瞬&モナベール号(北海道)が5位、平井友和&ジゴロ号(兵庫県)が6位、篠原正紀&クアトロS号(東京都)が7位、増山大治郎&アイジュ号(茨城県)が8位に入り、ここまでの8人馬が天皇杯ポイントを獲得している。

キャンベラZ号(那須トレーニングファーム)はベルギー産のザンガーシャイド種(15歳牝馬)。日本馬術連盟主催・公認競技会では、全日本障害馬術大会2021 Part I で中障害飛越競技B 予選S&H優勝、全日本ジュニア障害馬術大会2021でジュニアライダー障害飛越競技標準優勝、しもつけ乗馬大会2022(2スター)でMBグランプリ優勝、全日本ジュニア障害馬術大会2023でヤングライダー障害飛越選手権3位、那須グランドホースショー2023(4スター)でフューチャーズカップ優勝などの成績を上げている。