[国民体育大会2019 いきいき茨城ゆめ国体]
国民体育大会2019 いきいき茨城ゆめ国体(開催地:茨城県那珂市/県立水戸農業高等学校特設馬術競技場)馬術競技4日目の10月2日。障害馬術競技は成年男子国体大障害飛越競技、少年団体障害飛越競技(準決勝・決勝)、成年女子トップスコア競技、少年ダービー競技の4種目が実施された、栃木県が2勝を上げる活躍を見せた。なお、各種目の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
成年男子国体大障害飛越競技
-優勝-
鯨岡啓輔&クワイトライト号
(東京都)
出場18人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、4番の小池啓補&ノスコデブロンデル号(茨城県)。続いて、6番の小牧加矢太&ガルーファンデスケンメルスベルグ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。その後、鯨岡啓輔&クワイトライト号(東京都)、高田 潤&ジルヴァーナ号(京都府)など5人馬がクリアラウンド。トータル7人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。なお、昨年この競技を制した西崎純郎&エクスキャリバー号は減点4、佐藤浩之&フォーラン号(広島県)は減点8、片山 篤&藤丸K号は減点12で第1走行での敗退が決まった。
迎えたジャンプ・オフ。トップバッターの小池啓補&ノスコデブロンデル号(茨城県)は1落下の減点4で走行を終えたが、2番目の小牧加矢太&ガルーファンデスケンメルスベルグ号は第1走行に続いてクリアラウンド。38.62秒の好タイムをマークし、首位に立つ。しかし、3番目の鯨岡啓輔&クワイトライト号(東京都)がそのタイムを3秒以上も更新する35.33秒でクリアラウンド。小牧をかわして、首位に躍り出る。
そして、4番目の二位関 尭&クリアウェイ号(山形県)、5番目の吉村英喜&カスコ号(福井県)、6番目の高田 潤&ジルヴァーナ号(京都府)、最終7番目の村岡一孝&キングスクロス号はいずれも1落下の減点4で走行を終えたため、鯨岡啓輔&クワイトライト号(東京都)が見事に成年男子国体大障害飛越競技を制覇。2位には小牧加矢太&ガルーファンデスケンメルスベルグ号、3位には高田 潤&ジルヴァーナ号(京都府)が入った。
少年団体障害飛越競技
(準決勝・決勝)
-優勝-
愛媛県
団体戦は標準障害障害飛越競技のルールで実施。1チーム2人馬で出場し、馬は各チームから1頭ずつ提供する。2人馬の総減点が少なく、走行タイム合計の速いチームが勝ちとなる。三重県と愛媛県が対戦した準決勝第1試合では、三重県が総減点76(1人馬が落馬)、対する愛媛県は2人馬ともにクリアランドし、総減点0で決勝進出をきめた。茨城県と千葉県の関東対決となった準決勝第2試合は、茨城県の2人馬がいずれも減点4で走行を終えて総減点8。一方、千葉県は1人馬が減点4、もう1人馬がクリアラウンドし、総減点4でこちらも決勝へと駒を進めた。
迎えた決勝戦。最初に走行した奥野景虎(愛媛県)は減点8で走行を終えたが、2番目の村尾颯宥(千葉県)はクリアラウンド。各チーム1人馬が走行を終えた時点では、減点8差で千葉県が優位に立った。しかし、3番目の安西紘一(千葉県)が規定タイムオーバーも含めた減点13で走行を終えたため、形勢は愛媛県に。そして、最終4番目の桝井 光(愛媛県)がきっちりクリアラウンドをきめて、愛媛県が総減点8、千葉県が総減点13となり、見事に愛媛県が少年団体障害飛越競技を制した。以下、2位は千葉県、3位は三重県、4位は茨城県という結果に終わっている。