国民体育大会2019(いきいき茨城ゆめ国体)障害馬術競技3日目 競技結果/2019年10月1日(火)

国民体育大会

[国民体育大会2019 いきいき茨城ゆめ国体]

国民体育大会2019 いきいき茨城ゆめ国体(開催地:茨城県那珂市/県立水戸農業高等学校特設馬術競技場)馬術競技3日目の10月1日。障害馬術競技は少年二段階障害飛越競技、成年女子標準障害飛越競技、少年リレー競技の3種目が実施され、開催県・茨城が2勝を上げる活躍を見せた。なお、各種目の優勝人馬および競技結果は以下の通り。

少年二段階障害飛越競技

-優勝-
尾野綺乃&フェラーリ号
(茨城県)

出場26人馬のうち、10番目にスタートを切った小栗麻莉乃&マリアンモナーク号(岐阜県)が26.04秒(※第2段階のタイム。以下同)でクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。先に減点0で走行を終えていた蒲原宏典&クラリス号(高知県)、河村ひなた&ラ・エスメラルダ号(京都府)らのタイムを上回り、首位に立つ。

続いて、19番の藤本広志&セリーノ6号(長崎県)も減点0でフィニッシュするが、タイムは32.69秒と大きく及ばず。21番、全日本障害馬術大会2019 PartⅡで中障害飛越競技C決勝を制した眞田 翔&エメルソン号は25.60秒という非常に速いタイムを叩き出したが、最終障害で惜しくも落下があって減点4でフィニッシュ。さらに、23番の杉本鷹哉&ディナスティ号(鹿児島県)がクリアラウンドするが、タイムは28.19秒と小栗には届かない。

しかし、24番の尾野綺乃&フェラーリ号(茨城県)が25.92秒でクリアラウンド。一番時計をわずか0.12秒だけ更新して首位に躍り出ると、後続の人馬はいずれもこのタイムを上回ることができず。以上の結果、尾野綺乃&フェラーリ号(茨城県)が見事に少年二段階障害飛越競技を制し、小栗麻莉乃&マリアンモナーク号(岐阜県)が2位、杉本鷹哉&ディナスティ号(鹿児島県)が3位となった。

成年女子標準障害飛越競技

-優勝-
吉澤 彩&アリス・スプリング号
(茨城県)

出場22人馬のうち、最初のクリアラウンドは2番の丹野愛依&ピクセル号(山形県)。続く3番、越野愛由美&メジャーブラウン号(埼玉県)も減点0でフィニッシュし、早々とジャンプ・オフが成立する。その後、7番の佐藤 泰&美虎号(長野県)、8番の重枝佑佳&チアーズ号(山口県)、11番の吉澤 彩&アリス・スプリング号(茨城県)、17番の山口真奈&ジュリアス・ファータ号の4人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル6人馬で争われることになった。

迎えたジャンプ・オフでは、2番目にスタートを切った越野愛由美&メジャーブラウン号(埼玉県)が36.13秒でクリアラウンド。先に減点8で走行を終えていた丹野愛依&ピクセル号(山形県)をかわして首位に立つ。3番目、この競技2連覇を狙う佐藤 泰&美虎号(長野県)は惜しくも減点4でのフィニッシュとなったが、4番目の重枝佑佳&チアーズ号(山口県)は33.77秒でクリアラウンド。越野のタイムを2秒以上更新する快走を見せ、首位に躍り出る。

ところが、それも束の間。5番目の吉澤 彩&アリス・スプリング号(茨城県)が重枝のタイムをさらに0.64秒だけ縮める33.13秒でクリアラウンド。ヨーロッパを主戦場に世界の強豪と渡り合うその実力を存分に見せつけ、優勝に王手をかける。そして、最終6番目の山口真奈&ジュリアス・ファータ号もクリアラウンドしたが、タイムは34.02秒で一番時計更新はならず。以上の結果、吉澤 彩&アリス・スプリング号(茨城県)が見事に成年女子標準障害飛越競技を優勝。重枝佑佳&チアーズ号(山口県)が2位、山口真奈&ジュリアス・ファータ号が3位となった。

なお、初日の二段階障害飛越競技を勝った原田いずみ&ディナスティ号(鹿児島県)は減点8で13位、川口雅美&サムライブルー号(静岡県)は減点9で17位、広田思乃&プランス・エトワール・クリスタル号は減点13で19位に終わった。