国民体育大会2019(いきいき茨城ゆめ国体)障害馬術競技2日目 競技結果/2019年9月30日(月)

国民体育大会

[国民体育大会2019 いきいき茨城ゆめ国体]

国民体育大会2019 いきいき茨城ゆめ国体(開催地:茨城県那珂市/県立水戸農業高等学校特設馬術競技場)馬術競技2日目の9月30日。障害馬術競技は成年女子ダービー競技、少年標準障害飛越競技、成年男子スピード&ハンディネス(S&H)競技、少年団体障害飛越競技(1回戦・準々決勝) の4種目が実施された。各種目の優勝人馬および競技結果は以下の通り。

成年女子ダービー競技

-優勝-
福島 章&フェリックス号
(千葉県)

出場21人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、7番の中村洋子&ケアフル号(三重県)。続く8番、竹内日菜乃&ケル・フラム号(兵庫県)も減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。さらに9番、昨年の優勝人馬である五十嵐夏希&チューリッヒ号、14番の福島 章&フェリックス号(千葉県)、19番の山林真由美&ルスティカーナ号(鳥取県)がクリアラウンドし、トータル5人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

迎えたジャンプ・オフでは、2番目にスタートを切った竹内日菜乃&ケル・フラム号(兵庫県)が43.63秒でクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていた中村洋子&ケアフル号(三重県)をかわして、首位に立つ。しかし、続く3番目の五十嵐夏希&チューリッヒ号が43.35秒でクリアラウンド。2連覇に向けて、堂々首位に躍り出る。

ところが、それも束の間。4番目の福島 章&フェリックス号(千葉県)が五十嵐のタイムをさらに1秒上回る42.36秒でクリアラウンド。五十嵐の連覇を阻んで勝利に王手をかけると、最終5番目の山林真由美&ルスティカーナ号(鳥取県)は1落下の減点4でフィニッシュ。以上の結果、福島 章&フェリックス号(千葉県)が見事に成年女子ダービー競技を制覇。五十嵐夏希&チューリッヒ号が2位に、竹内日菜乃&ケル・フラム号(兵庫県)が3位となった。

少年標準障害飛越競技

-優勝-
原田昂治&カイエン号
(岡山県)

出場22人馬のうち、最初のクリアラウンドは4番の右近萌木&サントリーニ号。続いて6番、全日本ジュニア障害馬術大会2019でジュニアライダー選手権を制した吉野真奈&セナビス号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。その後、筒井龍伸&ジャンヌ号(奈良県)、原田昂治&カイエン号(岡山県)、堀田 駿&クイナラ号(山梨県)、渡辺 明&クリッシー号(大分県)、中島双汰&ダイワシュガー号の5人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル7人馬で争われることになった。

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターの右近萌木&サントリーニ号が44.41秒でクリアラウンドし、後続の人馬にプレッシャーをかける。2番目の吉野真奈&セナビス号も減点0で続くが、タイムは44.63秒とわずかに届かず。3番目の筒井龍伸&ジャンヌ号(奈良県)も1落下の減点4で走行を終える。

しかし、4番目の原田昂治&カイエン号(岡山県)が38.89秒でクリアラウンド。一番時計を5秒以上更新する驚異のパフォーマンスで首位に躍り出ると、5番目の堀田 駿&クイナラ号(山梨県)も減点0でフィニッシュするが、タイムは45.25秒と大きく及ばず。また、6番目の渡辺 明&クリッシー号(大分県)は減点12、最終7番目の中島双汰&ダイワシュガー号が減点8でのフィニッシュとなったため、原田昂治&カイエン号(岡山県)が見事に少年標準障害飛越競技を制覇。2位には右近萌木&サントリーニ号、3位には吉野真奈&セナビス号が入った。