小牧加矢太が「障害レース専門ジョッキー」を目指して、JRAの騎手試験にチャレンジ

全日本障害馬術大会

31日、全日本障害馬術大会2020 PartⅠにて、全日本障害飛越選手権を制した小牧加矢太が、障害競走専門の競馬騎手を目指し、今秋にもJRA騎手試験を受験することがわかった。

小牧は、JRAの小牧 太騎手を父に持ち、自らも騎手を目指して乗馬を始めたが、身長が伸びて減量が難しくなったことから騎手の道を断念。障害馬術競技に転向した。転向後は、全日本ジュニアライダー障害飛越選手権優勝(2013年)、全日本ヤングライダー障害飛越選手権優勝(2016年)、国際馬術掛川(CSI2*Kakegawa)CSIグランプリ優勝(2018年)など、数々のタイトルを獲得。昨年は全日本障害飛越選手権で悲願の初優勝を飾り、見事日本一の座についた。

地方・海外などで騎手免許を取得した経験がない者がJRA騎手試験を受験する場合、平地競走免許の受験資格は「体重49キロ以下」。しかし、障害競走の免許のみであれば、「体重55キロ以下」で受験可能となるため、挑戦を決意した。障害馬術選手からJRA騎手への転身となれば史上初。前例のないチャレンジとなるが、ぜひ合格をはたし、夢を実現させてもらいたい。

※写真は昨年の全日本障害飛越選手権を制した小牧加矢太&ガルーファンデスケンメルスベルグ号(北総乗馬クラブ/当時)

小牧加矢太&ガルーファンデスケンメルスベルグ号(北総乗馬クラブ)が全日本障害飛越選手権初制覇/全日本障害馬術大会2020 PartⅠ