[JRAジャパンブリーディングホースショー2020]
12月4日(金)~6日(日)の3日間にわたり、JRAジャパンブリーディングホースショー2020 (開催地:日本中央競馬会馬事公苑/東京都世田谷区)が開催され、優勝賞金100万円のジャパン・レーシングカップとRRC 引退競走馬杯ファイナル大会、優勝賞金50万円のジャパンブリーディングカップが行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
ジャパンブリーディングカップ
-優勝-
中島双汰&ダイワシュガー号
(中島トニアシュタール)
21人馬が出場したジャパンブリーディングカップ(標準障害飛越競技 238.2.1/120cm以下)。競技序盤、7番の岩舘正彦&ジャンヌ号(乗馬クラブクレインオリンピックパーク)が54.76秒でクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。先に減点0で走行を終えていた小牧加矢太&BUMアレーナディヴェローナ号(BUM Equine)のタイムを上回り、首位に立つ。
続いて、9番の川口大輔&ライアン号(ライディングクラブフジファーム)、12番の大西 峰&エドワード号(ホースファームエルミオーレ茨城)が減点0でフィニッシュするが、いずれも岩舘のタイムには及ばない。しかし、17番の中島双汰&ダイワシュガー号(中島トニアシュタール)が53.31秒でクリアラウンド。一番時計を1.45秒更新して首位に躍り出ると、後続の人馬にクリアラウンドする人馬は現れず。
以上の結果、中島双汰&ダイワシュガー号(中島トニアシュタール)が見事にジャパンブリーディングカップを制し、優勝賞金50万円を獲得した。
ダイワシュガー号はダイワテキサス産駒の13歳牝馬。中央競馬13戦未勝利で競走馬を引退し、乗用馬転向後は、全日本障害馬術大会2017 PartⅡ中障害飛越競技C S&H優勝・標準優勝、全日本障害馬術大会2019 PartⅠ中障害飛越競技B 標準優勝など、めざましい活躍を見せている。
ジャパン・レーシングカップ
-優勝-
増山大治郎&スタークソックス号
(筑波スカイラインスティーブル)
44人馬が出場したジャパン・レーシングカップ(標準障害飛越競技 238.2.2/110cm以下)では、14人馬がジャンプ・オフ(優勝決定戦)に進出。ジャンプ・オフでは、4番目にスタートを切った川野 剛&ルルヴェ号(中島トニアシュタール)が31.82秒でクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていた駒津眞希&インディス号(栃の葉乗馬クラブ)のタイムを上回り、首位に立つ。
続いて、5番目の加藤 正&リアン号(平塚乗馬クラブ)、6番目の瀬口竜也&オレニツイテコイ号(カシオペアライディングファーム)、9番目の吉田篤史&カルヴァドス号(福岡馬事公苑)もクリアラウンドするが、いずれも一番時計を更新することはできない。しかし、13番目の芹澤永治&星ノ介号(ステーブルクリアラウンド)が31.35秒でクリアラウンド。川野をかわして、首位に躍り出る。
そして、いよいよ最終14番目の増山大治郎&スタークソックス号(筑波スカイラインスティーブル)がアリーナへ。大きなプレッシャーがかかる中でスタートを切った人馬だったが、一番時計をわずか0.1秒だけ更新する31.25秒でクリアラウンド。見事にジャパン・レーシングカップを制し、優勝賞金100万円を手にした。
スタークソックス号はメジロマックイーン産駒の21歳セン馬。中央競馬19戦未勝利で競走馬を引退し、乗用馬転向後は、全日本ジュニア障害馬術大会2015 ヤングライダー障害飛越選手権優勝、全日本障害馬術大会2018PartⅡ中障害飛越競技D S&H優勝などの好成績を収めている。
※写真はイメージです。