[ジャパン・オープン2023年度 第5戦／日本馬術連盟公認3*競技会]
2023年9月17日（日）～9月19日（火）の3日間にわたり、ジャパン・オープン2023年度 第5戦（開催地：つま恋乗馬倶楽部／静岡県掛川市）が開催され、大会最終日にはAⅡグレード（大障害B）、Bグレード（中障害A）、Cグレード（中障害B）、Dグレード（中障害C）、Eグレード（中障害D）という各グレードの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
ジャパン・オープンは、馬の能力に応じた「グレード制」を日本で初めて導入した障害馬術競技のシリーズ戦であり、2023年度は第1戦からファイナル戦まで全9大会を開催予定。AⅡ・B・C・D・Eという5つのグレードに分かれて競技が実施され、第1戦～第7戦までのグレード別年間ポイント上位馬匹、第1戦～第7戦までに4回以上参加している団体（頭数無制限）、オーガナイザー推薦を受けた馬匹がファイナル戦の出場権を獲得。また、年間トータルポイントランキング上位の人馬 、グレード別ランキン グ1位の馬匹 には、奨励金（賞金）または賞品が授与される。
Eグレード（中障害D）決勝
－優勝－
小河倫子＆ラネリ号
（小山乗馬クラブ）
20人馬が出場したEグレード決勝（二段階走行競技／110cm以下）では、7人馬がクリアラウンド（第1・第2段階のコースをともに減点0で走行を終えること）。そのうち、一番時計の23.31秒（第2段階の走行タイム。以下同）をマークした小河倫子＆ラネリ号（小山乗馬クラブ）が見事に優勝を飾り、賞金10万円を獲得した。
続いて、大塩範子＆キープユアタッチ号（駿ホースクラブ）が減点0、24.46秒で2位、森 裕悟＆ヴェルシカ号（乗馬クラブクレイン東京）が減点0、24.84秒で3位、森 裕悟＆レクター号（乗馬クラブクレイン東京）が減点0、25.25秒で4位、古田慶幸＆凛号（riding team Regroup）が減点0、25.32秒で5位に入った。
なお、西脇友彦とのコンビで大会初日のEグレード標準障害を勝ったプルプァズィガーZ号（ニシワキステーブル）は西脇小夜子とのコンビで出場し、減点4の9位。2日目のEグレード標準障害を勝った福島 章＆パヴァロッティーズガール号（STAR HORSES）も同じく減点4の8位という結果に終わっている。
ラネリ号（小山乗馬クラブ）はドイツ産のウエストファーレン種（19歳セン馬）。2021年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、オールレディース＆ダンディークラシック2021（2スター）、那須グランドホースショー2022（4スター）、ジャパン・オープン2023年度 第2戦（4スター）で中障害Dの競技を制している。
Dグレード（中障害C）決勝
－優勝－
西脇小夜子＆セルヴィス号
（ニシワキステーブル）
15人馬が出場したDグレード決勝（二段階走行競技／120cm以下）では、6人馬がクリアラウンド（第1・第2段階のコースをともに減点0で走行を終えること）。そのうち、一番時計の23.76秒（第2段階の走行タイム。以下同）をマークした西脇小夜子＆セルヴィス号（ニシワキステーブル）が見事に優勝。大会初日のDグレード標準障害に続くこのクラス2勝目をマークし、賞金10万円を獲得した。
続いて、田村 駿＆リアル・アルパーク号（日本中央競馬会馬事公苑）が減点0、25.07秒で2位、北井聖人＆メンフィスGC号（アシェンダ乗馬学校）が減点0、26.13秒で3位、今井有希奈＆C.Cトップ号（犬山乗馬クラブ）が減点0、26.20秒で4位、矢野雄也＆エンパイアーM号（ステーブルクリアラウンド）が減点0、29.80秒で5位に入った。なお、大会2日目のDグレード標準障害を勝った本田恵士＆ボトルガーデン号（スクーデリアマジェンタ）は棄権している。
セルヴィス号（ニシワキステーブル）は岩手県産の日本スポーツホース種（18歳牝馬）。2013年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、全日本障害馬術大会2015 Part II で内国産障害飛越競技予選優勝、ジャパン・オープン2022年度 第8戦（2スター）、ファイナル戦（3スター）、2023年度 第1戦（3スター）、第3戦（3スター）でDグレード決勝優勝、全日本障害馬術大会2022 Part IIで中障害飛越競技C決勝優勝などの好成績を残している。
※写真はイメージです（つま恋乗馬倶楽部での競技風景）