[小淵沢グランプリ2023~ジャパン・オープン2023年度 第4戦~/日本馬術連盟公認2*競技会]
2023年7月15日(土)~7月17日(月祝)の3日間にわたり、小淵沢グランプリ2023~ジャパン・オープン2023年度 第4戦~(開催地:山梨県馬術競技場/山梨県北杜市)が開催され、最終日には大障害B・中障害A・中障害B・中障害C・中障害D各クラスの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
ジャパン・オープンは、馬の能力に応じた「グレード制」を日本で初めて導入した障害馬術競技のシリーズ戦であり、2023年度は第1戦からファイナル戦まで全9大会を開催予定。AⅡ・B・C・D・Eという5つのグレードに分かれて競技が実施され、第1戦~第7戦までのグレード別年間ポイント上位馬匹、第1戦~第7戦までに4回以上参加している団体(頭数無制限)、オーガナイザー推薦を受けた馬匹がファイナル戦の出場権を獲得。また、年間トータルポイントランキング上位の人馬 、グレード別ランキン グ1位の馬匹 には、奨励金(賞金)または賞品が授与される。
Cグレード(中障害B)決勝
-優勝-
関口裕子&ドナート号
(小淵沢カントリー乗馬クラブ)
10人馬が出場したCグレード決勝(標準障害飛越競技238.2.2/130cm以下)では、第1走行で4人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)し、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)へ進出。迎えたジャンプ・オフでは、2人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の43.04秒をマークした関口裕子&ドナート号(小淵沢カントリー乗馬クラブ)が見事に優勝を飾り、賞金10万円を獲得した。
続いて、二宮裕哉&カレッジM号(成田乗馬クラブ)が減点0、46.01秒で2位、角谷秋吉&エイツ号(ダァーモスタッド)が減点4、51.30秒で3位、水山大輔&ユニカアルレッテ号(株式会社ユニカ)が減点8、47.54秒で4位、第1走行を減点4でフィニッシュした萩原克貴&フローズンダイヤモンド号(ホースファームエルミオーレ豊田)が5位に入った。なお、大会初日・2日目のCグレード標準を連勝した藤田かれん&コンテラス号(藤沢乗馬クラブ)は決勝競技出場を見送っている。
ドナート号(小淵沢カントリー乗馬クラブ)はアイルランド産のアイリッシュスポーツホース種(18歳セン馬)。2015年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、全日本障害馬術大会2017 Part II で中障害飛越競技C決勝2位、ジャパン・オープン2019年度 第8戦(3スター)でCグレード決勝優勝、サマージャンピングYH2021(2スター)で中障害飛越B標準優勝などの成績を残している。
Bグレード(中障害A)決勝
-優勝-
杉山慎一郎&ライジングサン号
(藤沢乗馬クラブ)
Bグレード決勝(標準障害飛越競技238.2.2/140cm以下)には2人馬がエントリーしていたが、そのうち1人馬が棄権。そのため、第1走行を73.63秒でクリアラウンドした杉山慎一郎&ライジングサン号(藤沢乗馬クラブ)が優勝が決定。大会初日のBグレードS&Hに続くこのクラス2勝目をマークし、賞金10万円を獲得した。なお、大会2日目のBグレード標準を勝った西塚重二&ジェネラール号(駿ホースクラブ)は決勝競技出場を見送っている。
ライジングサン号(藤沢乗馬クラブ)はドイツ産ハノーバー種(12歳セン馬)。2022年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、小淵沢グランプリ2022(2スター)でAⅡグレード決勝優勝、那須グランドホースショー2023(4スター)で那須グランプリ 兼 FEIワールドカップ・那須大会2位、大阪グランプリ2023 スプリング大会(4スター)でFEIワールドカップ・大阪大会2位などの成績を残している。
AⅡグレード(大障害B)決勝
-優勝-
當間桃子&ルーシー・エルミタージュ号
(藤沢乗馬クラブ)
AⅡグレード決勝(標準障害飛越競技238.2.2/150cm以下)には、大会初日のAⅡグレードS&H、2日目のAⅡグレード標準に続いて、當間桃子&ルーシー・エルミタージュ号(藤沢乗馬クラブ)のみが出場。同人馬は第1走行を減点20、67.35秒でフィニッシュして優勝となり、賞金10万円を獲得した。
ルーシー・エルミタージュ号(藤沢乗馬クラブ)はドイツ産のオルデンブルガー種(12歳牝馬)。2018年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、神奈川県民馬術大会2021(1スター)で中障害(B)130cm優勝、ジャパン・オープン2022年度 第3戦(3スター)で Dグレード標準障害2位などの成績を残している。
※写真はイメージです(山梨県馬術競技場での競技風景)