[ジャパン・オープン2022年度 第6戦/日本馬術連盟公認4*競技会]
2022年11月4日(金)~11月6日(日)の3日間にわたり、ジャパン・オープン2022年度 第6戦(開催地:つま恋乗馬倶楽部/静岡県掛川市)が開催され、最終日にはFEIワールドカップ・掛川大会Ⅱ(AⅡグレード決勝)とB・C・D・E各グレードの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
ジャパン・オープンは、日本で初めて馬の能力に応じたグレード制を導入した障害馬術競技のシリーズ戦であり、2022年度は全9大会を開催予定。AⅡグレード(大障害B)、Bグレード(中障害A)、Cグレード(中障害B)、Dグレード(中障害C)、Eグレード(中障害D)という5つのグレードで競技が実施され、第1戦~第7戦までのグレード別年間ポイント上位馬匹、第1戦~第7戦までに4回以上参加した団体(頭数無制限)、主催者推薦を受けた馬匹がファイナル戦の出場権を獲得する。また、年間トータルポイントランキング上位の人馬 、グレード別ランキン グ1位の馬匹には、賞金または賞品が授与される。
Eグレード(中障害D)決勝
-優勝-
鯨岡啓輔&インパルスハラルド号
(東関東ホースアンドハウンド)
56人馬が出場したEグレード決勝(二段階走行競技/110cm以下)では、19人馬がクリアラウンド(第1・第2段階ともに減点0で走行を終えること)。そのうち、一番時計の23.07秒(第2段階のタイム)をマークした鯨岡啓輔&インパルスハラルド号(東関東ホースアンドハウンド)が見事に優勝を飾り、賞金20万円を獲得した。
続いて、荒木梨花&シャルムール号(SILVANO STABLES)が減点0、24.95秒で2位、杉山慎一郎&ヴィゼル号(藤沢乗馬クラブ)が減点0、24.95秒で3位、林 義昌&キャリーズクラリッサ号(北総乗馬クラブ)が減点0、25.54秒で4位、芹澤永治&星ノ介君号(ステーブルクリアラウンド)が減点0、25.61秒で5位に入った。
なお、大会初日のEグレード標準障害を勝った平尾 賢&ピムペルネル号(エンゼル乗馬クラブ)は決勝競技への出場を見送り。大会2日目のEグレード標準障害を勝った山本香奈枝&ゴールデン・サンシャイン・リモーネ号(アシェンダ乗馬学校)は減点18の50位という成績に終わっている。
インパルスハラルド号(東関東ホースアンドハウンド)はオーストラリア産のウォームブラッドクロス種(12歳セン馬)。2017年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、全日本障害馬術大会2019 Part I で中障害飛越競技B S&H優勝、2020フジホースショー・オータムグランプリ(4スター)でフジ中障害飛越競技Bファイナル優勝、ジャパン・オープン2020年度 ファイナル戦(3スター)でBグレード決勝優勝、大阪グランプリ2021 スプリング大会(4スター)で大阪グランプリ優勝、2021フジホースショー・オータムグランプリ(4スター)でフジ中障害飛越競技Aファイナル優勝といった好成績を上げている。
Dグレード(中障害C)決勝
-優勝-
大谷永吉&ボイス号
(カイマナファーム)
35人馬が出場したDグレード決勝(二段階走行競技/120cm以下)では、23人馬がクリアラウンド(第1・第2段階ともに減点0で走行を終えること)。そのうち、一番時計の22.26秒(第2段階のタイム)をマークした大谷永吉&ボイス号(カイマナファーム)が見事に優勝を飾り、賞金20万円を獲得した。
続いて、大谷直生&多可乃松風号(カイマナファーム)が減点0、22.55秒で2位に入り、大谷直生が異なる馬匹での1.2フィニッシュを達成。以下、吉田裕介&レディー・アリス号(エンゼル乗馬クラブ)が減点0、22.82秒で3位、山口真奈&ジュリアス・ファータ号(ヴィルタスライディングクラブ)が減点0、23.01秒で4位、野本輝仁&ハッピーサンシャイン号(藤沢乗馬クラブ)が減点0、23.20秒で5位に入った。
なお、大会初日のDグレード標準障害を勝った平沢康治&ナヴラス号(北総乗馬クラブ)は減点4の26位、大会2日目の西脇小夜子&セルヴィス号(ニシワキステーブル)は減点4の25位という結果に終わっている。
ボイス号(カイマナファーム)はベルギー産のザンガーシェイド種(13歳牝馬)。2019年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、水口クリスマスホースショー2019(1スター)で中障害Bを2勝、兵庫県民馬術大会2021(1スター)で 中障害飛越Cファイナル優勝、ジャパン・オープン2022年度 第2戦(4スター)でDグレード決勝優勝という成績を残している。
※写真はイメージです(つま恋乗馬倶楽部での競技風景)