[ジャパン・オープン2022年度 第5戦/日本馬術連盟公認3*競技会]
2022年9月17日(土)~9月19日(月)の3日間にわたり、ジャパン・オープン2022年度 第5戦(開催地:つま恋乗馬倶楽部/静岡県掛川市)が開催され、最終日にはAⅡ・B・C・D・E各グレードの決勝競技が行われた。競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。台風14号の影響で予選競技よりも出場人馬は大きく減少している。
ジャパン・オープンは、日本で初めて馬の能力に応じたグレード制を導入した障害馬術競技のシリーズ戦であり、2022年度は全9大会を開催予定。AⅡグレード(大障害B)、Bグレード(中障害A)、Cグレード(中障害B)、Dグレード(中障害C)、Eグレード(中障害D)という5つのグレードで競技が実施され、第1戦~第7戦までのグレード別年間ポイント上位馬匹、第1戦~第7戦までに4回以上参加した団体(頭数無制限)、主催者推薦を受けた馬匹がファイナル戦の出場権を獲得する。また、年間トータルポイントランキング上位の人馬 、グレード別ランキン グ1位の馬匹には、賞金または賞品が授与される。
Eグレード(中障害D)決勝
-優勝-
荒木梨花&シャルムール号
(SILVANO STABLES)
30人馬が出場したEグレード決勝(二段階走行競技/110cm以下)では、8人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。そのうち、一番時計の25.09秒(第2段階のタイム。以下同)をマークした荒木梨花&シャルムール号(SILVANO STABLES)が見事に優勝を飾り、賞金10万円を獲得した。
続いて、秋山朱花理&プルプァズィガーZ号(牧之原乗馬クラブ)が減点0、26.13秒で2位、吉野弥生&エルマフランス号(ペガサス乗馬クラブ)が減点0、27.80秒で3位、高村祥弘&サントリーニ号(SILVANO STABLES)が減点0、28.21秒で4位、大谷文志&多可乃松風号(カイマナファーム)が減点0、28.58秒で5位に入った。なお、大会初日・2日目のEグレード標準障害を連勝していた鯨岡啓輔&マディーライアン号(ペガサス乗馬クラブ)は減点8の20位という結果に終わっている。
シャルムール号(SILVANO STABLES)はベルギー産のザンガーシャイド種(18歳セン馬)。2017年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、大阪グランプリ2019 スプリング大会(4スター)で 中障害飛越《C》チャンピオンシップ優勝、那須グランドホースショー2017(4スター)でフューチャーズカップ2位、全日本障害馬術大会2017 Part Iで中障害飛越競技A決勝5位という成績を残している。
Dグレード(中障害C)決勝
-優勝-
長田元吾&マエストロVG号
(東関東ホースアンドハウンド)
8人馬が出場したDグレード決勝(二段階走行競技/120cm以下)では、4人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の27.29秒をマークした長田元吾&マエストロVG号(東関東ホースアンドハウンド)が見事に優勝を飾り、賞金10万円を獲得した。
続いて、落合希美&レンテリヒト号(犬山乗馬クラブ)が減点0、28.08秒で2位、小西凛生&エテルノK号(座間近代乗馬クラブ)が減点0、30.19秒で3位、上野きり&クワコート号(つま恋乗馬倶楽部)が減点0、32.79秒で4位、大塩範子&ケル・フラム号(駿ホースクラブ)が減点4、33.01秒で5位に入った。なお、大会初日のDグレード標準障害を勝った西脇小夜子&セルヴィス号(ニシワキステーブル)、2日目のDグレード標準障害を勝った中山梨絵&カサミラ号(北総乗馬クラブ)は、いずれも決勝競技への出場を見送っている。
マエストロVG号(東関東ホースアンドハウンド)はベルギー産のベルジャンウォームブラッド種(10歳セン馬)。2021年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、この勝利が公認競技初勝利。ほかには、 まほろばサマーホースショー三木2022(3スター)で中障害飛越Cファイナル2位、ジャパン・オープン2022年度 第1戦(3スター)で Dグレード決勝4位、全日本障害馬術大会2022 Part IIで中障害飛越競技C決勝21位という成績を残している。
※写真はイメージです(つま恋乗馬倶楽部での競技風景)