[ジャパン・オープン2022年度 第3戦/日本馬術連盟公認3*競技会]
2022年6月10日(金)~6月12日(日)の3日間にわたり、ジャパン・オープン2022年度 第3戦(開催地:つま恋乗馬倶楽部/静岡県掛川市)が開催され、最終日にはAⅡ・C・D・E各グレードの決勝競技が行われた(Bグレード決勝は不成立)。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
ジャパン・オープンは、日本で初めて馬の能力に応じたグレード制を導入した障害馬術競技のシリーズ戦であり、2022年度は全9大会を開催予定。AⅡグレード(大障害B)、Bグレード(中障害A)、Cグレード(中障害B)、Dグレード(中障害C)、Eグレード(中障害D)という5つのグレードで競技が実施され、第1戦~第7戦までのグレード別年間ポイント上位馬匹、第1戦~第7戦までに4回以上参加した団体(頭数無制限)、主催者推薦を受けた馬匹がファイナル戦の出場権を獲得する。また、年間トータルポイントランキング上位の人馬 、グレード別ランキン グ1位の馬匹には、賞金または賞品が授与される。
Eグレード(中障害D)決勝
-優勝-
森本健史&カウンティ39号
(つま恋乗馬倶楽部)
48人馬が出場したEグレード決勝(二段階走行競技/110cm以下)では、21人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。そのうち、一番時計の17.90秒(第2段階のタイム。以下同)をマークした森本健史&カウンティ39号(つま恋乗馬倶楽部)が見事に優勝を飾り、賞金10万円を獲得した。
続いて、中村麻希&アデル号(笠松ライディングスクール)が減点0、18.69秒で2位、 北井一彰&ラッキーボーイ号(BUM Equine)が減点0、18.86秒で3位、池田弘彰&桜野号(OISO乗馬クラブ)が減点0、18.89秒で4位、飯島啓介&セシル・シャンベルタン号(成田乗馬クラブ)が減点0、19.36秒で5位に入った。なお、大会初日・2日目のEグレード標準障害を連勝した増山治夫&スプリングマーチ号(小山乗馬クラブ)は減点8の40位という結果に終わっている。
カウンティ39号(つま恋乗馬倶楽部)はドイツ産のハノーバー種(15歳牝馬)。2016年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、全日本ジュニア障害馬術大会2021でチルドレンライダー障害飛越競技優勝、チルドレンライダー障害飛越選手権4位入賞、ジャパン・オープン2017年度 第1戦(3スター)でCグレード決勝優勝などの成績を残している。
Dグレード(中障害C)決勝
-優勝-
朴本真侑&ラスベガスS号
(成田乗馬クラブ)
34人馬が出場したDグレード決勝(二段階走行競技/120cm以下)では、16人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の25.07秒をマークした朴本真侑&ラスベガスS号(成田乗馬クラブ)が見事に優勝を飾り、賞金10万円を獲得した。
続いて、小林弥生&メルキュール号(STAR HORSES)が減点0、26.26秒で2位、塚本敏一&ファン・カルロス号(日本中央競馬会馬事公苑)が減点0、28.13秒で3位、中村麻希&メルローカスティヨン号(笠松ライディングスクール)が減点0、28.18秒で4位、大山紗季&コンドクトロ号(アバロン・ ヒルサイドファーム)が減点0、28.28秒で5位に入った。なお、大会初日・2日目のDグレード標準障害を連勝した柏木耕平&オプティマスグリーン号(AKホースガーデン)は減点4の22位という結果に終わっている。
ラスベガスS号(成田乗馬クラブ)は茨城県産の日本スポーツホース種(16歳セン馬)。2010年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、近畿馬術大会2022(3スター)で中障害飛越Cファイナル優勝、ジャパン・オープン2021年度 第2戦(4スター)でDグレード決勝優勝、大阪グランプリ2021 スプリング大会(4スター)、大阪グランプリ2019 ファイナル大会(4スター)で中障害飛越《C》チャンピオンシップ優勝など、数多くの好成績を残している。
※写真はイメージです(つま恋乗馬倶楽部での競技風景)