[ジャパン・オープン2022年度 第1戦／日本馬術連盟公認3*競技会]
2022年4月1日（金）～4月3日（日）の3日間にわたり、ジャパン・オープン2022年度 第1戦（開催地：つま恋乗馬倶楽部／静岡県掛川市）が開催され、最終日にはAⅡ・B・C・D・E各グレードの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
ジャパン・オープンは、日本で初めて馬の能力に応じたグレード制を導入した障害馬術競技のシリーズ戦であり、2022年度は全9大会を開催予定。AⅡグレード（大障害B）、Bグレード（中障害A）、Cグレード（中障害B）、Dグレード（中障害C）、Eグレード（中障害D）という5つのグレードで競技が実施され、第1戦～第7戦までのグレード別年間ポイント上位馬匹、第1戦～第7戦までに4回以上参加した団体（頭数無制限）、主催者推薦を受けた馬匹がファイナル戦の出場権を獲得する。また、年間トータルポイントランキング上位の人馬 、グレード別ランキン グ1位の馬匹には、賞金または賞品が授与される。
Eグレード（中障害D）決勝
－優勝－
鯨岡啓輔＆マディーライアン号
（ペガサス乗馬クラブ）
36人馬が出場したEグレード決勝（標準障害飛越競技 238.2.2／110cm以下）では、18人馬がジャンプ・オフ（優勝決定戦）へ。1人馬が棄権したため、17人馬で争われたジャンプ・オフでは、8人馬がクリアラウンド（減点0で走行を終えること）。そのうち、一番時計の34.04秒をマークした鯨岡啓輔＆マディーライアン号（ペガサス乗馬クラブ）が見事に優勝を飾り、賞金10万円を獲得した。同コンビは大会初日のEグレード標準も勝っており、このクラス2勝目となる。
続いて、山本香奈枝＆ゴールデン・サンシャイン・リモーネ号（アシェンダ乗馬学校）が減点0、34.63秒で2位、木野将徳＆リシュ・ブール号（STAR HORSES）が減点0、38.12秒で3位、宮井果音＆ジアンティ号（riding team Regroup）が減点0、39.50秒で4位、鈴木嘉憲＆タラントアレグラ号（Bell Stable）が減点0、40.15秒で5位に入った。なお、大会2日目のEグレード標準障害を勝った増山治夫＆スプリングマーチ号（小山乗馬クラブ）は決勝競技への出場を見送っている。
マディーライアン号（ペガサス乗馬クラブ）は岩手県産の日本スポーツホース種（9歳牝馬）。2017年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、 東日本障害馬術大会2018（4スター）で中障害Dを2勝、ジャパン・オープン2020年度 ファイナル戦（3スター）でEグレード決勝優勝、2021フジホースショー・オータムグランプリ（4スター）でフジ中障害飛越競技Ｄファイナル優勝という成績を残している。
Dグレード（中障害C）決勝
－優勝－
柿平紗枝＆BUMエルロンド号
（BUM Equine）
28人馬が出場したDグレード決勝（標準障害飛越競技 238.2.2／120cm以下）では、9人馬がジャンプ・オフへ進出。迎えたジャンプ・オフでは、6人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の29.55秒をマークした柿平紗枝＆BUMエルロンド号（BUM Equine）が見事に優勝を飾り、賞金10万円を獲得した。
続いて、大森実穂＆リヴゴーシュ号（北総乗馬クラブ）が減点0、30.79秒で2位、野尻翔麻＆クラド号（ステーブルクリアラウンド）が減点0、30.98秒で3位、長田元吾＆マエストロVG号（東関東ホースアンドハウンド）が減点0、33.24秒で4位、中島康宏＆キャリダオイ号（HASパロミノ・ポニークラブ）が減点0、33.70秒で5位に入った。
BUMエルロンド号（BUM Equine）はベルギー産のベルジャンウォームブラッド種（18歳セン馬）。2021年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、かながわゆめ国体記念馬術大会2021 （1スター）で中障害（C）120cmを2勝している。
※写真はイメージです（つま恋乗馬倶楽部での競技風景）