[ジャパン・オープン2021年度 第6戦／日本馬術連盟公認4*競技会]
2021年11月5日（金）～11月7日（日）の3日間にわたり、ジャパン・オープン2021年度 第6戦（開催地：つま恋乗馬倶楽部／静岡県掛川市）が開催され、大会最終日にはFEIワールドカップ 日本リーグ・掛川つま恋大会（CSI1*-W Kakegawa Ⅱ／大障害A）と各クラスの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
ジャパン・オープンは、日本で初めて馬の能力に応じたグレード制を導入した障害馬術競技のシリーズ戦であり、2021年度は全9大会を開催予定。AⅠグレード（大障害A）、AⅡグレード（大障害B）、Bグレード（中障害A）、Cグレード（中障害B）、Dグレード（中障害C）、Eグレード（中障害D）という6つのグレードで競技が実施され、第1戦～第7戦までのグレード別年間ポイント上位馬匹、第1戦～第7戦までに4回以上参加した団体（頭数無制限）、主催者推薦を受けた馬匹がファイナル戦の出場権を獲得。また、年間トータルポイントランキング上位の人馬 、グレード別ランキン グ1位の馬匹には、賞金または賞品が授与される。
Eグレード（中障害D）決勝
－優勝－
平尾 賢＆ピムペルネル号
（エンゼル乗馬クラブ）
59人馬が出場したEグレード決勝（標準障害飛越競技 238.2.2／110cm以下）では、22人馬がジャンプ・オフ（優勝決定戦）へ。迎えたジャンプ・オフでは、3番目にスタートを切った福島大輔＆シャーリーベル号（STAR HORSES）が37.69秒の好タイムでクリアラウンドし、首位に立つ。
4番目の林 忠義＆ししまる号（北総乗馬クラブ）、6番目の村上幸香＆ツィータ号（SILVANO STABLES）、8番目の西塚建二＆クランベリーWS号（ファナウステーブル）、10番目の古田慶幸＆ジェロニモH号（riding team Regroup）も減点0で続くが、いずれも福島のタイムを上回ることはできない。
しかし、15番目、大会初日のEグレード標準障害を勝った平尾 賢＆ピムペルネル号（エンゼル乗馬クラブ）が35.64秒でクリアラウンド。一番時計を2秒以上更新して首位に躍り出ると、後続も16番目の森 裕悟＆レクター号（乗馬クラブクレイン東京）、21番目の鯨岡啓輔＆博雅号（東関東ホースアンドハウンド）などがクリアラウンドしたが、一番時計の更新はならず。
以上の結果、平尾 賢＆ピムペルネル号（エンゼル乗馬クラブ）が見事にEグレード決勝を制し、優勝賞金8万円を獲得。続いて、福島大輔＆シャーリーベル号（STAR HORSES）が減点0、37.69秒で2位、西塚建二＆クランベリーWS号（ファナウステーブル）が減点0、38.30秒で3位、村上幸香＆ツィータ号（SILVANO STABLES）が減点0、38.50秒で4位、鯨岡啓輔＆博雅号（東関東ホースアンドハウンド）が減点0、39.06秒で5位となった。
なお、2日目のEグレード標準障害を勝った池田弘彰＆ラパンドゥネージュ号（OISO乗馬クラブ）は第1走行を規定タイムオーバーの減点1でフィニッシュ。惜しくもジャンプ・オフ進出を逃し、23位という結果に終わっている。
Dグレード（中障害C）決勝
－優勝－
林 忠義＆パーフェクトウイニングムード号
（北総乗馬クラブ）
43人馬が出場したDグレード決勝（標準障害飛越競技 238.2.2／120cm以下）では、12人馬がジャンプ・オフへ進出。2人馬が棄権したため、10人馬で争われたジャンプ・オフでは、4番目の松水優斗＆パトリックス号（日本中央競馬会馬事公苑）が43.70秒でクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていた山田翔大＆ロミエ号（ベルホースファーム）、渡辺祐香＆チャコリーノ号（つま恋乗馬倶楽部）のタイムを上回り、首位に立つ。
しかし、5番目の林 忠義＆パーフェクトウイニングムード号（北総乗馬クラブ）が42.58秒でクリアラウンド。松水のタイムを1秒以上更新して首位に躍り出ると、後続も6番目の北井一彰＆デール号（アシェンダ乗馬学校）、7番目の柿平紗枝＆BUMルーニー号（BUM Equine）、9番目の梁川正重＆カロリーヌG号（早来エクワインファーム）、最終10番目の大森実穂＆リヴゴーシュ5号（北総乗馬クラブ）が減点0でフィニッシュしたが、いずれも一番時計の更新はならず。
以上の結果、林 忠義＆パーフェクトウイニングムード号（北総乗馬クラブ）が見事にDグレード決勝を制し、優勝賞金8万円を獲得。続いて、松水優斗＆パトリックス号（日本中央競馬会馬事公苑）が減点0、43.70秒で2位、大森実穂＆リヴゴーシュ5号（北総乗馬クラブ）が減点0、45.06秒で3位、山田翔大＆ロミエ号（ベルホースファーム）が減点0、46.15秒で4位、梁川正重＆カロリーヌG号（早来エクワインファーム）が減点0、46.23秒で5位に入った。
なお、大会2日目のDグレード標準障害を勝った中山梨絵＆カサミラ号（北総乗馬クラブ）は第1走行で減点4の16位、全日本ジュニア障害馬術大会2020でヤングライダー障害飛越選手権を勝った上野きり＆クワコート号（つま恋乗馬倶楽部）は第1走行で減点1の14位、ジュニアライダー障害飛越選手権を勝った長谷川晶子＆プランス・エトワール・クリスタル号（アシェンダ乗馬学校）は第1走行で減点6の28位という結果に終わっている。