[ジャパン・オープン2021年度 第5戦/日本馬術連盟公認3*競技会]
2021年10月8日(金)~10月10日(日)の3日間にわたり、ジャパン・オープン2021年度 第5戦(開催地:つま恋乗馬倶楽部/静岡県掛川市)が開催され、最終日には各クラスの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
ジャパン・オープンは、日本で初めて馬の能力に応じたグレード制を導入した障害馬術競技のシリーズ戦であり、2021年度は全9大会を開催予定。AⅠグレード(大障害A)、AⅡグレード(大障害B)、Bグレード(中障害A)、Cグレード(中障害B)、Dグレード(中障害C)、Eグレード(中障害D)という6つのグレードで競技が実施され、第1戦~第7戦までのグレード別年間ポイント上位馬匹、第1戦~第7戦までに4回以上参加した団体(頭数無制限)、主催者推薦を受けた馬匹がファイナル戦の出場権を獲得。また、年間トータルポイントランキング上位の人馬 、グレード別ランキン グ1位の馬匹には、賞金または賞品が授与される。
Bグレード(中障害A)決勝
-優勝-
片山 篤&クールK号
(徳島乗馬倶楽部)
10人馬が出場したBグレード決勝(標準障害飛越競技238.2.2/140cm以下)では、4人馬がジャンプ・オフへ進出。迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターの渡辺祐香&フィルーVDK号(つま恋乗馬倶楽部)が37.94秒の好タイムでクリアラウンド。後続の人馬にプレッシャーをかける。
2番目の高橋朱音&ドゥウイネッテ号(カシオペアライディングパーク)は減点4で渡辺には及ばない。しかし、3番目の片山 篤&クールK号(徳島乗馬倶楽部)が37.80秒でクリアラウンド。一番時計をわずか0.14秒だけ更新して首位に躍り出ると、最終4番目の松本 譲&ブロフSZ号(日本中央競馬会馬事公苑)は減点4でフィニッシュ。
以上の結果、片山 篤&クールK号(徳島乗馬倶楽部)が見事にBグレード決勝を制し、優勝賞金10万円を獲得。続いて、渡辺祐香&フィルーVDK号(つま恋乗馬倶楽部)が減点0、37.94秒で2位、高橋朱音&ドゥウイネッテ号(カシオペアライディングパーク)が減点4で3位、同じく減点4の松本 譲&ブロフSZ号(日本中央競馬会馬事公苑)がタイム差で4位に入った。
なお、初日のBグレードS&Hを勝った松本 譲&シーバスリーガル号(日本中央競馬会馬事公苑)は第1走行で失権でとなり、順位がつかず。2日目のBグレード標準障害を勝った古田慶幸&デコ号(riding team Regroup)は第1走行を減点1でフィニッシュし、5位という結果に終わっている。
※写真はイメージです(つま恋乗馬倶楽部での競技風景)