[ジャパン・オープン2021年度 第5戦／日本馬術連盟公認3*競技会]
2021年10月8日（金）～10月10日（日）の3日間にわたり、ジャパン・オープン2021年度 第5戦（開催地：つま恋乗馬倶楽部／静岡県掛川市）が開催され、最終日には各クラスの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
ジャパン・オープンは、日本で初めて馬の能力に応じたグレード制を導入した障害馬術競技のシリーズ戦であり、2021年度は全9大会を開催予定。AⅠグレード（大障害A）、AⅡグレード（大障害B）、Bグレード（中障害A）、Cグレード（中障害B）、Dグレード（中障害C）、Eグレード（中障害D）という6つのグレードで競技が実施され、第1戦～第7戦までのグレード別年間ポイント上位馬匹、第1戦～第7戦までに4回以上参加した団体（頭数無制限）、主催者推薦を受けた馬匹がファイナル戦の出場権を獲得。また、年間トータルポイントランキング上位の人馬 、グレード別ランキン グ1位の馬匹には、賞金または賞品が授与される。
Eグレード（中障害D）決勝
－優勝－
谷野雅憲＆ジャスト・ドゥ・イット号
（両備乗馬クラブクレイン岡山）
29人馬が出場したEグレード決勝（標準障害飛越競技238.2.2／110cm以下）では、11人馬がジャンプ・オフ（優勝決定戦）へ。1人馬が棄権したため、10人馬で争われたジャンプ・オフでは、2番目の鈴木嘉憲＆ネモフィラ号（Bell Stable）が30.93秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていた滝澤和希＆ボンダイ号（乗馬クラブクレイン千葉 富津）をかわして、首位に立つ。
3番目の杉山慎一郎＆キャスケード号（藤沢乗馬クラブ）、4番目の佐藤天太郎＆シャルムールZ号（Bell Stable）も減点0で続くが、鈴木のタイムには及ばない。しかし、5番目、大会2日目のＥグレード標準障害を勝った谷野雅憲＆ジャスト・ドゥ・イット号（両備乗馬クラブクレイン岡山）が30.45秒でクリアラウンド。一番時計を0.48秒更新して、首位に躍り出る。後続も6番目の中島康宏＆キャリダオイ号（HASパロミノ・ポニークラブ）、最終10番目の宮井果音＆Uジェフカ号（riding team Regroup）がクリアラウンドしたが、いずれも一番時計を更新することはできず。
以上の結果、谷野雅憲＆ジャスト・ドゥ・イット号（両備乗馬クラブクレイン岡山）が見事にEグレード決勝を制し、優勝賞金10万円を獲得。続いて、鈴木嘉憲＆ネモフィラ号（Bell Stable）が減点0、30.93秒で2位、中島康宏＆キャリダオイ号（HASパロミノ・ポニークラブ）が減点0、31.90秒で3位、佐藤天太郎＆シャルムールZ号（Bell Stable）が減点0、32.57秒で4位、杉山慎一郎＆キャスケード号（藤沢乗馬クラブ）が減点0、33.38秒で5位に入った。
Dグレード（中障害C）決勝
－優勝－
中山梨絵＆カサミラ号
（北総乗馬クラブ）
25人馬が出場したDグレード決勝（標準障害飛越競技238.2.2／120cm以下）では、12人馬がジャンプ・オフへ進出。2人馬が棄権したため、10人馬での争いとなったジャンプ・オフでは、2番目の堀田 駿＆ウィラーノ号（ホースフレンズパーク）が33.77秒でクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていた今井有希奈＆C.Cトップ号（犬山乗馬クラブ）のタイムを上回り、首位に立つ。
しかし、3番目、2日目のDグレード標準障害を勝った中山梨絵＆カサミラ号（北総乗馬クラブ）が31.08秒でクリアラウンド。一番時計を3秒近く更新する快走で首位に躍り出ると、後続も4番目の松水優斗＆パトリックス号（日本中央競馬会馬事公苑）、6番目の髙橋慧斗＆ライトフット号（座間近代乗馬クラブ）、7番目の鈴木爽日＆ヴァーサティー号（Bell Stable）、8番目の林 忠義＆クリスティアーノ号（北総乗馬クラブ）がクリアラウンドしたが、タイムは堀田の33.63秒が最高で一番時計を更新することはできず。
以上の結果、中山梨絵＆カサミラ号（北総乗馬クラブ）が見事にDグレード決勝を制し、優勝賞金10万円を獲得。続いて、髙橋慧斗＆ライトフット号（座間近代乗馬クラブ）が減点0、33.63秒で2位、堀田 駿＆ウィラーノ号（ホースフレンズパーク）が減点0、33.77秒で3位、今井有希奈＆C.Cトップ号（犬山乗馬クラブ）が減点0、34.09秒で4位、松水優斗＆パトリックス号（日本中央競馬会馬事公苑）が減点0、35.45秒で5位となった。