[ジャパン・オープン2021年度 第3戦／日本馬術連盟公認3*競技会]
2021年6月11日（金）～6月13日（日）の3日間にわたり、ジャパン・オープン2021年度 第3戦（開催地：つま恋乗馬倶楽部／静岡県掛川市）が開催され、最終日には各クラスの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
ジャパン・オープンは、日本で初めて馬の能力に応じたグレード制を導入した障害馬術競技のシリーズ戦であり、2021年度は全9大会を開催予定。AⅠグレード（大障害A）、AⅡグレード（大障害B）、Bグレード（中障害A）、Cグレード（中障害B）、Dグレード（中障害C）、Eグレード（中障害D）という6つのグレードで競技が実施され、第1戦～第7戦までのグレード別年間ポイント上位馬匹、第1戦～第7戦までに4回以上参加した団体（頭数無制限）、主催者推薦を受けた馬匹がファイナル戦の出場権を獲得。また、年間トータルポイントランキング上位の人馬 、グレード別ランキン グ1位の馬匹には、賞金または賞品が授与される。
Eグレード（中障害D）決勝
－優勝－
平川敬章＆エネアド号
（北総乗馬クラブ）
39人馬が出場したEグレード決勝（標準障害飛越競技238.2.2／110cm以下）では、15人馬がジャンプ・オフ（優勝決定戦）へ。ジャンプ・オフでは、トップバッターの池田弘彰＆桜野号（OISO乗馬クラブ）が28.16秒でクリアラウンド（減点0で走行を終えること）。後続の人馬にプレッシャーをかける。
しかし、3番目の平川敬章＆エネアド号（北総乗馬クラブ）がそのタイムを3秒以上も更新する24.98秒でクリアラウンド。池田をかわして首位に躍り出ると、4番目の吉澤 駿＆アバディ号（ヨシザワライディングファーム）も減点0で続くが、タイムは26.94秒と平川には届かない。
さらに、6番目の藤田かれん＆シュタルクリーガー号（藤沢乗馬クラブ）、9番目の西塚重二＆ガレスター号（駿ホースクラブ）、13番目の岡村考真＆エルマッチョ号（エンゼル乗馬クラブ）、14番目の高林未空＆カウンティ39号（つま恋乗馬倶楽部）などがクリアラウンドしたが、いずれも一番時計を更新することはできず。
以上の結果、平川敬章＆エネアド号（北総乗馬クラブ）が見事にＥグレード決勝を制し、優勝賞金10万円を獲得。続いて、吉澤 駿＆アバディ号（ヨシザワライディングファーム）が減点0、26.94秒で2位、池田弘彰＆桜野号（OISO乗馬クラブ）が減点0、28.16秒で3位、高林未空＆カウンティ39号（つま恋乗馬倶楽部）が減点0、28.21秒で4位、岡村考真＆エルマッチョ号（エンゼル乗馬クラブ）が減点0、28.26秒で5位となった。
Dグレード（中障害C）決勝
－優勝－
平尾 賢＆グレンツハース号
（エンゼル乗馬クラブ）
34人馬が出場したDグレード決勝（標準障害飛越競技238.2.2／120cm以下）では、12人馬がジャンプ・オフへ。3人馬が出場を辞退したため、9人馬での争いとなったジャンプ・オフでは、トップバッターの平尾 賢＆グレンツハース号（エンゼル乗馬クラブ）が早々とクリアラウンド。いきなり34.86秒の好タイムを叩き出す。
後続も、2番目の森 裕悟＆クラリスBRD号（乗馬クラブクレイン東京）、4番目の堀田 駿＆ウィラーノ号（ホースフレンズパーク）、5番目の徳山紗映子＆ツィギー号（八王子乗馬倶楽部）、7番目の野本陽信＆ウィザウィングス号（藤沢乗馬クラブ）、最終9番目の森 裕悟＆アンタッチャブル号（乗馬クラブクレイン東京）が減点0でフィニッシュするが、いずれも一番時計を更新することはできず。
以上の結果、平尾 賢＆グレンツハース号（エンゼル乗馬クラブ）が見事にＤグレード決勝を制し、優勝賞金10万円を獲得。続いて、森 裕悟＆アンタッチャブル号（乗馬クラブクレイン東京）が減点0、35.96秒で2位、堀田 駿＆ウィラーノ号（ホースフレンズパーク）が減点0、36.85秒で3位、徳山紗映子＆ツィギー号（八王子乗馬倶楽部）が減点0、37.62秒で4位、野本陽信＆ウィザウィングス号（藤沢乗馬クラブ）が減点0、39.47秒で5位に入った。
なお、大会初日のＤグレード標準障害を制した西脇小夜子＆セルヴィス号（西脇ステーブル）は第1走行を減点4で終え、ジャンプ・オフへ進めず。14位という結果に終わっている。
※写真はイメージです（つま恋乗馬倶楽部での競技風景）