[ジャパン・オープン2021年度 第2戦/日本馬術連盟公認4*競技会]
2021年5月14日(金)~5月16日(日)の3日間にわたり、ジャパン・オープン2021年度 第2戦(開催地:つま恋乗馬倶楽部/静岡県掛川市)が開催され、大会最終日にはFEIワールドカップ 日本リーグ・掛川つま恋大会(CSI1*-W Kakegawa/大障害A)と各クラスの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
ジャパン・オープンは、日本で初めて馬の能力に応じたグレード制を導入した障害馬術競技のシリーズ戦であり、2021年度は全9大会を開催予定。AⅠグレード(大障害A)、AⅡグレード(大障害B)、Bグレード(中障害A)、Cグレード(中障害B)、Dグレード(中障害C)、Eグレード(中障害D)という6つのグレードで競技が実施され、第1戦~第7戦までのグレード別年間ポイント上位馬匹、第1戦~第7戦までに4回以上参加した団体(頭数無制限)、主催者推薦を受けた馬匹がファイナル戦の出場権を獲得。また、年間トータルポイントランキング上位の人馬 、グレード別ランキン グ1位の馬匹には、賞金または賞品が授与される。
Eグレード(中障害D)決勝
-優勝-
鯨岡啓輔&博雅号
(東関東ホースアンドハウンド)
Eグレード決勝(標準障害飛越競技 238.2.2/110cm以下)には51人馬が出場し、27人馬がジャンプ・オフ(優勝決定戦)へ。ジャンプ・オフでは、トップバッターの鯨岡啓輔&博雅号(東関東ホースアンドハウンド)が早々とクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。いきなり33.62秒の好タイムを叩き出し、後続の人馬にプレッシャーをかける。
2番目の池田弘彰&ケイニート号(OISO乗馬クラブ)も減点0で続くが、タイムは36.94秒で鯨岡には及ばない。さらに、13番目の川村颯太&ハーベスト号(ライディングクラブフジファーム)、18番目の細野茂之&ヴォルフガング号(八王子乗馬倶楽部)、20番目の深山恵里奈&インソムニアZ号(STAR HORSES)、22番目の髙田 潤&サントリーニ号(SILVANO STABLES)など14人馬がクリアラウンドするが、タイムは川村のマークした35.59秒が最高で一番時計の更新はならず。
以上の結果、鯨岡啓輔&博雅号(東関東ホースアンドハウンド)が見事にEグレード決勝を制し、優勝賞金8万円を獲得。以下、川村颯太&ハーベスト号(ライディングクラブフジファーム)が減点0、35.59秒で2位、池田弘彰&ケイニート号(OISO乗馬クラブ)が減点0、36.94秒で3位、細野茂之&ヴォルフガング号(八王子乗馬倶楽部)が減点0、37.24秒で4位、深山恵里奈&インソムニアZ号(STAR HORSES)が減点0、37.44秒で5位に入った。
なお、初日・2日目のEグレード標準障害を連勝した鯨岡啓輔&遠宝18号(ペガサス乗馬クラブ)は、ジャンプ・オフで減点4フィニッシュ。17位という成績に終わっている。
Dグレード(中障害C)決勝
-優勝-
朴本真侑&ラスベガスS号
(成田乗馬クラブ)
Dグレード決勝(標準障害飛越競技 238.2.2/120cm以下)には40人馬が出場し、25人馬がジャンプ・オフへ進出。ジャンプ・オフでは、2番目にスタートを切った小林弥生&メルキュール号(STAR HORSES)が最初のクリアラウンド。38.46秒をマークし、首位に立つ。
7番目の柏木耕平&オプティマスグリーン号(AKホースガーデン)、18番目の木村早希子&ヴェリシナ号(STAR HORSES)、20番目の桐野紗羅&ストラティーゴ号(岡山乗馬倶楽部)など、後続の人馬も次々と減点0でフィニッシュするが、いずれも小林のタイムを上回ることはできない。
しかし、21番目、2日目のDグレード標準障害を勝った朴本真侑&ラスベガスS号(成田乗馬クラブ)が38.10秒でクリアラウンド。一番時計を0.36秒だけ更新して、首位に躍り出る。その後、最終25番目の平山麻由子&イグニス号(ステーブルクリアラウンド)など3人馬がクリアラウンドしたが、一番時計を更新することはできず。
以上の結果、朴本真侑&ラスベガスS号(成田乗馬クラブ)が見事にDグレード決勝を制し、優勝賞金8万円を手にした。続く2位には減点0、38.46秒の小林弥生&メルキュール号(STAR HORSES、3位に減点0、39.48秒の木村早希子&ヴェリシナ号(STAR HORSES)、4位に減点0、39.87秒の平山麻由子&イグニス号(ステーブルクリアラウンド)、5位に減点0、40.21秒の柏木耕平&オプティマスグリーン号(AKホースガーデン)が入っている。