[ジャパン・オープン2020年度 第8戦/日本馬術連盟公認2*競技会]
2月19日(金)~2月21日(日)の3日間にわたり、ジャパン・オープン2020年度 第8戦(開催地:つま恋乗馬倶楽部/静岡県掛川市)が開催され、最終日には各クラスの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
ジャパン・オープンは、日本で初めて馬の能力に応じたグレード制を導入した障害馬術競技のシリーズ戦であり、2020年度は全9大会を開催。AⅠ(大障害A)、AⅡ(大障害B)、B(中障害A)、C(中障害B)、D(中障害C)、E(中障害D)という6つのグレードで競技が実施され、年間トータルのポイントランキング上位の人馬、グレード別ランキング1位の馬匹には奨励金または賞品が授与される。
Eグレード(中障害D)決勝
-優勝-
竹田善郎&オトコギマサムネ号
(カシオペアライディングパーク)
Eグレード決勝(標準障害飛越競技 238.2.2/110cm以下)には15人馬が出場し、8人馬がジャンプ・オフ(優勝決定戦)へ進出。ジャンプ・オフでは、4番目の竹田善郎&オトコギマサムネ号(カシオペアライディングパーク)が35.08秒でクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。先に減点0でフィニッシュしていた高林未空&デイジーボーイ号(つま恋乗馬倶楽部)をかわして、首位に立つ。
その後、5番目の千葉友有圭&サンタナ号( 座間近代乗馬クラブ)、7番目の岡田有里&メルローカスティヨン号(笠松ライディングスクール)がクリアラウンドしたが、タイムは千葉が36.25秒、岡田が39.45秒で一番時計を更新することはできず。以上の結果、竹田善郎&オトコギマサムネ号(カシオペアライディングパーク)が見事にEグレード決勝を制し、優勝賞金7万円を獲得した。
以下、2位には減点0、タイム36.25秒の千葉友有圭&サンタナ号( 座間近代乗馬クラブ)、3位に減点0、タイム39.45秒の岡田有里&メルローカスティヨン号(笠松ライディングスクール)、4位に減点0、タイム40.29秒の高林未空&デイジーボーイ号(つま恋乗馬倶楽部)、5位に減点4、タイム32.27秒の篠原正紀&ヴァントゥー号(八王子乗馬倶楽部)が入った。
Dグレード(中障害C)決勝
-優勝-
森本健史&カジーロ号
(つま恋乗馬倶楽部)
Dグレード決勝(標準障害飛越競技 238.2.2/120cm以下)には17人馬が出場し、6人馬がジャンプ・オフへ進出。ジャンプ・オフでは、トップバッターの松島更紗&キャッシュキャスパー号(犬山乗馬クラブ)が34.37秒の好タイムでクリアラウンド。後続の人馬にプレッシャーをかける。
2番目の野本陽信&ウィザウィングス 号(藤沢乗馬クラブ)も減点0で続くが、タイムは36.74秒で松島には及ばない。しかし、5番目の1996アトランタ五輪日本代表・森本健史&カジーロ号(つま恋乗馬倶楽部)が33.49秒でクリアラウンド。一番時計を0.88秒だけ更新して首位に躍り出ると、最終6番目の細野 光 &アップトゥーユー号(八王子乗馬倶楽部)は減点4でフィニッシュ。以上の結果、森本健史&カジーロ号(つま恋乗馬倶楽部)が見事にDグレード決勝を制し、優勝賞金8万円を手にした。
以下、2位には減点0、タイム34.37秒の松島更紗&キャッシュキャスパー号(犬山乗馬クラブ)、3位に減点0、タイム36.74秒の野本陽信&ウィザウィングス 号(藤沢乗馬クラブ)、4位に減点4、タイム35.47秒の細野 光 &アップトゥーユー号(八王子乗馬倶楽部)、5位に減点6、タイム44.29秒の白石侑也&カルロッタM号(明治大学馬術部)が入った。
※写真はイメージです(つま恋乗馬倶楽部での競技風景)