[ジャパン・オープン2020年度 第5戦／日本馬術連盟公認4*競技会]
10月29日（木）～11月1日（日）の4日間にわたり、ジャパン・オープン2020年度 第5戦（開催地：つま恋乗馬倶楽部／静岡県掛川市）が開催され、最終日には各クラスの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
ジャパン・オープンは、日本で初めて馬の能力に応じたグレード制を導入した障害馬術競技のシリーズ戦であり、2020年度は全9大会を開催。AⅠ（大障害A）、AⅡ（大障害B）、B（中障害A）、C（中障害B）、D（中障害C）、E（中障害D）という6つのグレードで競技が実施され、年間トータルのポイントランキング上位の人馬、グレード別ランキング1位の馬匹には奨励金または賞品が授与される。
Eグレード（中障害D）決勝
－優勝－
小牧加矢太＆コルマー号
（北総乗馬クラブ）
Eグレード決勝（標準障害飛越競技 238.2.2／110cm以下）には50人馬が出場し、19人馬がジャンプ・オフ（優勝決定戦）へ進出。ジャンプ・オフでは、2番目にスタートを切った小牧加矢太＆コルマー号（北総乗馬クラブ）が31.06秒の好タイムでクリアラウンド（減点0で走行を終えること）。先に減点0で走行を終えていた森 裕悟＆Sグランツ号（乗馬クラブクレイン東京）のタイムを3秒以上更新し、首位に立つ。
その後、8番目の鯨岡啓輔＆遠宝18号（ペガサス乗馬クラブ）、9番目の林 忠義＆クゥエンティン号（北総乗馬クラブ）、14番目の木下建太郎＆ナヴィガトリアK号（乗馬クラブクレイン千葉）、17番目の森本健史＆カウンティ39号（つま恋乗馬倶楽部）など11人馬がクリアラウンドしたが、いずれも一番時計を更新することはできず。以上の結果、小牧加矢太＆コルマー号（北総乗馬クラブ）が見事にEグレード決勝を制し、優勝賞金8万円を獲得した。
以下、2位には減点0、タイム31.83秒の鯨岡啓輔＆遠宝18号（ペガサス乗馬クラブ）、3位に減点0、タイム32.52秒の森本健史＆カウンティ39号（つま恋乗馬倶楽部）、4位に減点0、タイム33.92秒の林 忠義＆クゥエンティン号（北総乗馬クラブ）、5位に減点0、タイム34.31秒の木下建太郎＆ナヴィガトリアK号（乗馬クラブクレイン千葉）が入った。
Dグレード（中障害C）決勝
－優勝－
大塩範子＆ロキシーNZ号
（駿ホースクラブ）
Dグレード決勝（標準障害飛越競技 238.2.2／120cm以下）には38人馬が出場し、13人馬がジャンプ・オフへ進出。ジャンプ・オフでは、5番目の大塩範子＆ロキシーNZ号（駿ホースクラブ）が35.78秒でクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていた髙橋慧斗＆ライトフット号（座間近代乗馬クラブ）のタイムを上回り、首位に立つ。
6番目の吉田なな美＆初恋号（MITA馬事公苑吉田stable）も減点0で続くが、タイムは35.84秒で一番時計にはわずか0.06秒届かない。そして、後続の人馬のなかでは、13番目の前田実優＆カスカーザ号（座間近代乗馬クラブ）もクリアラウンドするが、タイムは45.97秒と大きく及ばず。以上の結果、大塩範子＆ロキシーNZ号（駿ホースクラブ）が見事にDグレード決勝を制し、優勝賞金8万円を手にした。
以下、2位には減点0、タイム35.84秒の吉田なな美＆初恋号（MITA馬事公苑吉田stable）、3位に減点0、タイム38.70秒の髙橋慧斗＆ライトフット号（座間近代乗馬クラブ）、4位に減点0、タイム45.97秒の前田実優＆カスカーザ号（座間近代乗馬クラブ）、5位に減点4、タイム33.59秒の柿平紗枝＆BUMルーニー号（BUM Equine）が入った。
※写真はイメージです（つま恋乗馬倶楽部での競技風景）