[ジャパン・オープン2020年度 第2戦/日本馬術連盟公認2*競技会]
7月3日(金)~7月5日(日)の3日間にわたり、ジャパン・オープン2020年度 第2戦(開催地:つま恋乗馬倶楽部/静岡県掛川市)が開催され、最終日には各グレードの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
ジャパン・オープンは、日本で初めて馬の能力に応じたグレード制を導入した障害馬術競技のシリーズ戦であり、2020年度は全9大会を開催。AⅠ(大障害A)、AⅡ(大障害B)、B(中障害A)、C(中障害B)、D(中障害C)、E(中障害D)という6つのグレードで競技が実施され、ファイナル(第9戦)については、本年度の獲得賞金ランキングや出場頭数・出場回数から算出し、団体ごとの出場枠を決定する。また、年間獲得賞金ランキング上位の人馬にはFinal出場時に奨励金が授与される。
AⅡグレード(大障害B)決勝
-優勝-
渡辺祐香&コンスタンタン号
(つま恋乗馬倶楽部)
AⅡグレード決勝(標準障害飛越競技 238.2.2/150cm以下)には3人馬が出場。上野きり&クワコート号(つま恋乗馬倶楽部)と渡辺祐香&コンスタンタン号(つま恋乗馬倶楽部)が減点4で並び、ジャンプ・オフへ。増山誠倫&グランドキャニオン号(小山乗馬クラブ)は減点5で惜しくも敗退となった。
そして、上野きり&クワコート号(つま恋乗馬倶楽部)がジャンプ・オフへの出場を辞退したため、渡辺祐香&コンスタンタン号(つま恋乗馬倶楽部)がAⅡグレード決勝を制し、優勝賞金10万円を獲得した。
Cグレード(中障害B)決勝
-優勝-
渡辺祐香&ロイヤルズサン号
(つま恋乗馬倶楽部)
Cグレード決勝(標準障害飛越競技 238.2.2/130cm以下)には6人馬が出場し、3人馬がジャンプ・オフに進出。ジャンプ・オフは、森本健史&BUMカウンティ号(つま恋乗馬倶楽部)が出場を辞退したため、山口真奈&ジュリアス・ファータ号(ヴィルタスライディングクラブ)と渡辺祐香&ロイヤルズサン号(つま恋乗馬倶楽部)の一騎打ちとなる。
最初にスタートを切った山口真奈&ジュリアス・ファータ号(ヴィルタスライディングクラブ)は35.76秒の好タイムでクリアラウンドをきめる。しかし、渡辺祐香&ロイヤルズサン号(つま恋乗馬倶楽部)がそのタイムをさらに3秒近く縮める32.88秒でクリアラウンド。
以上の結果、渡辺祐香&ロイヤルズサン号(つま恋乗馬倶楽部)が見事にCグレード決勝を制覇。今大会の決勝競技2勝目を上げ、優勝賞金8万円を手にした。
Bグレード(中障害A)決勝
-優勝-
渡辺祐香&チャコリーノ号
(つま恋乗馬倶楽部)
Bグレード決勝(標準障害飛越競技 238.2.2/140cm以下)には7人馬がエントリー。第1走行終盤、5番の森本健史&シーリングドゥレーヴ号が規定タイムオーバーの減点1でフィニッシュ。先に減点4で走行を終えていた荒木紀迪&キャンドゥライト号(小山乗馬クラブ)をかわして、首位に立つ。
しかし、7番の渡辺祐香&チャコリーノ号(つま恋乗馬倶楽部)が73.17秒でクリアラウンド。第1走行唯一の減点0で優勝を決めて、優勝賞金10万円を獲得した。なお、渡辺はこの日、AⅡグレード決勝、Cグレード決勝、Bグレード決勝と決勝競技3連勝を飾っている。
※写真はイメージです(つま恋乗馬倶楽部での競技風景)