[ジャパン・オープン2019年度 第7戦／日本馬術連盟公認2*競技会]
1月31日（金）～2月2日（日）の3日間にわたり、ジャパン・オープン2019年度 第7戦（開催地：つま恋乗馬倶楽部／静岡県掛川市）が開催され、最終日には各グレードの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
ジャパン・オープンは、日本で初めて馬の能力に応じたグレード制を導入した障害馬術競技のシリーズ戦であり、2019年度は全9大会を開催。AⅠ（大障害A）、AⅡ（大障害B）、B（中障害A）、C（中障害B）、D（中障害C）、E（中障害D）という6つのグレードで競技が実施され、ファイナル（第9戦）については、本年度の獲得賞金ランキングや出場頭数・出場回数から算出し、団体ごとの出場枠を決定する。また、年間獲得賞金ランキング上位の人馬にはFinal出場時に奨励金が授与される。
Cグレード（中障害B）決勝
－優勝－
吉田なな美＆バスキンTベア号
（MITA馬事公苑吉田stable）
Cグレード決勝（標準障害飛越競技 238.2.2／130cm以下）には10人馬が出場し、5人馬がジャンプ・オフへ進出。ジャンプ・オフでは、3番目にスタートを切った平永健太＆C’sヴェルビータ号（乗馬クラブクレイン栃木）が40.21秒でクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていた渡辺祐香＆ロイヤルズサン号（つま恋乗馬倶楽部）をかわして、首位に立つ。
しかし、4番目の吉田なな美＆バスキンTベア号（MITA馬事公苑吉田stable）が38.48秒でクリアラウンド。一番時計を1.73秒更新して首位に躍り出ると、最終5番目の翠 悠介＆コリーナ65号（犬山乗馬クラブ）もクリアラウンドしたが、タイムは39.62秒と吉田には届かず。
以上の結果、吉田なな美＆バスキンTベア号（MITA馬事公苑吉田stable）が見事にCグレード決勝を制し、優勝賞金8万円を獲得した。
Bグレード（中障害A）決勝
－優勝－
増山大治郎＆オーロラボレアリス号
（明治大学馬術部）
Bグレード決勝（標準障害飛越競技 238.2.2／140cm以下）には5人馬が出場し、4人馬がジャンプ・オフへ進出。1人馬が棄権し、3人馬での争いとなったジャンプ・オフでは、トップバッターの森 裕悟＆CRNヴィクトル号（乗馬クラブクレイン東京）が38.75秒でクリアラウンド。後続の人馬にプレッシャーをかける。
しかし、2番目の増山大治郎＆オーロラボレアリス号（明治大学馬術部）がそのタイムを3秒以上更新する34.31秒でクリアラウンド。森をかわして首位に躍り出ると、最終3番目の渡辺祐香＆コンスタンタン号（つま恋乗馬倶楽部）もクリアラウンドしたが、タイムは38.78秒と増山には大きく及ばず。
以上の結果、増山大治郎＆オーロラボレアリス号（明治大学馬術部）が見事にBグレード決勝を制し、優勝賞金10万円を獲得した。
※写真はイメージです（つま恋乗馬倶楽部での競技風景）