[ジャパン・オープン2019年度 Final戦/日本馬術連盟公認3*競技会]
3月27日(金)~3月29日(日)の3日間にわたり、ジャパン・オープン2019年度 ファイナル戦(開催地:つま恋乗馬倶楽部/静岡県掛川市)が開催され、最終日には各クラスの決勝競技が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
ジャパン・オープンは、日本で初めて馬の能力に応じたグレード制を導入した障害馬術競技のシリーズ戦であり、2019年度は全9大会を開催。AⅠ(大障害A)、AⅡ(大障害B)、B(中障害A)、C(中障害B)、D(中障害C)、E(中障害D)という6つのグレードで競技が実施され、年間トータルのポイントランキング上位の人馬、グレード別ランキング1位の馬匹には奨励金または賞品が授与される。
Eグレード(中障害D)決勝
-優勝-
平山麻由子&イグニス号
(ステーブルクリアラウンド)
Eグレード決勝(標準障害飛越競技 238.2.2/110cm以下)には23人馬が出場し、8人馬がジャンプ・オフ(優勝決定戦)へ進出。ジャンプ・オフでは、4番目の増山治夫&スプリングマーチ号(小山乗馬クラブ)が33.68秒の好タイムでクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。先に減点0でフィニッシュしていた西塚 恵&バーベリーMW号(ファナウステーブル)のタイムを上回り、首位に立つ。
しかし、7番目の平山麻由子&イグニス号(ステーブルクリアラウンド)が33.44秒でクリアラウンド。一番時計を0.24秒だけ更新して首位に躍り出ると、最終8番目の人馬は1落下の減点4でフィニッシュ。以上の結果、平山麻由子&イグニス号(ステーブルクリアラウンド)が見事にEグレード決勝を制した。
Dグレード(中障害C)決勝
-優勝-
朴本真侑&ラスベガスS号
(成田乗馬クラブ)
Dグレード決勝(標準障害飛越競技 238.2.2/120cm以下)には21人馬が出場し、12人馬がジャンプ・オフへ進出。ジャンプ・オフでは、トップバッターの朴本真侑&ラスベガスS号(成田乗馬クラブ)が早々とクリアラウンド。いきなり34.84秒の好タイムを叩き出し、後続の人馬にプレッシャーをかける。
2番目の小牧加矢太&ししまる号(北総乗馬クラブ)も続けてクリアラウンドするが、タイムは38.13秒と大きく及ばない。さらに、5番目の渡辺祐香&パーシー号(つま恋乗馬倶楽部)、6番目の上野きり&ドゥドゥ号(つま恋乗馬倶楽部)など5人馬が減点0でフィニッシュするが、タイムは上野のマークした38.51秒が最高で一番時計の更新はならず。
以上の結果、朴本真侑&ラスベガスS号(成田乗馬クラブ)がDグレード決勝を制し、大会初日・2日目のCグレード 標準障害(馬匹:ユニカアルレッテ号)、2日目のDグレード 標準障害(馬匹:ラスベガスS号)、Bグレード 標準障害(馬匹:プシェロン号)に続く、今大会5勝目を上げた。