[ひょうごスプリングホースショー2023/日本馬術連盟3*競技会]
2023年3月17日(金)~3月19日(日)の3日間にわたり、ひょうごスプリングホースショー2023(開催地:三木ホースランドパーク/兵庫県三木市)が開催され、大会最終日は大障害B・中障害A・中障害B・中障害C・中障害D各クラスのファイナル(決勝競技)が行われた。各競技の優勝人馬および競技結果は以下の通り。
大障害飛越B ファイナル
-優勝-
西崎純郎&エクスキャリバー号
(岡山乗馬倶楽部)
4人馬が出場した大障害飛越B ファイナル(標準障害飛越競技 238.2.2/130cm以下)では、第1走行でクリアラウンド(減点0で走行を終えること)する人馬は現れず、西崎純郎&エクスキャリバー号(岡山乗馬倶楽部)が唯一の減点4でフィニッシュ。フィニッシュ。以上の結果、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立することなく優勝が決まり、賞金6万円を獲得した。
続いて、原田亜依&ヒペリカム・C号(志方西部乗馬倶楽部)が減点8で2位、本田恵士&ジモーナ号(スクーデリアマジェンタ)が減点9で3位、原田亜依&パンドラ号(ドリームファーム)が減点21で4位となった。なお、大会初日の大障害飛越B S&H、2日目の大障害飛越B 標準形式を連勝した谷口真一&カムアンドフィール号(水口乗馬クラブ)はファイナル出場を見送っている。
エクスキャリバー号(岡山乗馬倶楽部)はオランダ産の KWPN種(14歳セン馬)。国民体育大会2018で成年男子・国体大障害飛越競技優勝、ひょうごインドアグランプリ2019(4スター)でFEIワールドカップ・三木大会優勝、大阪グランプリ2021 ファイナル大会(4スター)で大阪グランプリ優勝、FEIワールドカップ・大阪大会優勝など、多くのビッグタイトルを獲得している。
中障害飛越B ファイナル
-優勝-
西崎純郎&タケルブラック号
(岡山乗馬倶楽部)
26人馬が出場した中障害飛越B ファイナル(標準障害飛越競技 238.2.2/130cm以下)では、5人馬がジャンプ・オフへ。ジャンプ・オフでは、2人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。そのうち、一番時計の32.12秒をマークした西崎純郎&タケルブラック号(岡山乗馬倶楽部)が見事に優勝を飾り、賞金6万円を獲得した。
続いて、大会初日の中障害飛越B S&Hを勝った岡本果林&ジゴロ号(ドリームファーム)が減点0、32.52秒で2位、大会2日目の中障害飛越B 標準形式を勝った本田恵士&チャコ45号(スクーデリアマジェンタ)が減点4、32.65秒で3位、野口恭弘&オクタヴィT&L号(ホースファームエルミオーレ神戸)が減点4、38.48秒で4位、下村早希&ジャスミナ号(ハーモニーファーム野のはな)が減点4、43.04秒で5位に入った。
タケルブラック号(岡山乗馬倶楽部)は北海道新新冠町産のサラブレッド(9歳牡馬)。2018年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、全日本障害馬術大会2020 Part II で内国産障害飛越競技決勝2位、全日本障害馬術大会2021 Part II で内国産障害飛越競技予選・決勝優勝、みっきぃインドアトライアル2022(2スター)で みっきぃジャンプM-C PartⅡ優勝などの成績を残している。
中障害飛越A ファイナル
-優勝-
片山 篤&エドワード号
(シマダ牧場稲敷)
14人馬が出場した中障害飛越A ファイナル(標準障害飛越競技 238.2.2/140cm以下)では、2人馬がジャンプ・オフへ進出。一騎打ちとなったジャンプ・オフでは、片山 篤&エドワード号(シマダ牧場稲敷)が45.42秒でクリアラウンドをきめて、見事に優勝。賞金6万円を獲得した。
対する片山 淳&セリーナZK号(徳島乗馬倶楽部)は減点4、45.32秒で惜しくも2位に。以下、第1走行を減点4でフィニッシュした6人馬は走行タイム差により、眞田 翔&ジャレオファンヘットヘーヴェルランド号(眞田ライディングクラブ)が3位、髙田 潤&藤丸K号(SILVANO STABLES)が4位、三木翔一朗&ビナー号(明石乗馬協会)が5位に入った。なお、大会初日の中障害飛越A S&H、2日目の中障害飛越A 標準形式を連勝した山口敬介&クインティナ号(水口乗馬クラブ)はファイナル出場を見送っている。
エドワード号(シマダ牧場稲敷)は北海道産の日本乗系種(13歳セン馬)。2018年より日本馬術連盟公認競技会に参戦し、 小淵沢グランプリ2022(2スター)でAⅡグレードS&H優勝、AⅡグレード標準2位、2019壬生ジャンピングホースショーⅢで中障害BⅡ優勝などの成績を残している。
※写真はイメージです(三木ホースランドパークでの競技風景)