[ハブサイド・スプリングツアー2021 ウィーク2/CSI5*Grimaud]
現地時間9日、ハブサイド・スプリングツアー2021 ウィーク2(開催地:フランス/グリモー)最終日に行われたハブサイドグランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、スティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴェナード・デ・セリシー号が優勝。2位にエドゥアルド・アルバレス・アズナール(スペイン)&レジェンド号、3位にペネロペ・ルプレボ(フランス)&バンクーバー・デ・ランロール号が入った。
第1走行
出場46人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、5番のエドゥアルド・アルバレス・アズナール(スペイン)&レジェンド号。続いて、14番のブライアン・モーグル(アメリカ)&バロウ・デュ・レヴェントン号が減点0でフィニッシュし、この時点でジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク1位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴェナード・デ・セリシー号、同ランク8位でLGCT2013・2014チャンピオンのスコットブ・ラッシュ(イギリス)&ハロー・セナター号、15位のジュリアン・エパイヤール(フランス)&コスモ・ヴァン・ホフ・デル・ブーン号、17位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号、ルシアナ・ディニス(ポルトガル)&ヴェルティゴ・デュ・デザート号、ペネロペ・ルプレボ(フランス)&バンクーバー・デ・ランロール号、ローラ・クラウト(アメリカ)&バロウティヌエ号の7人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル9人馬で争われることになった。
なお、世界ランク3位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)、同ランク11位のニルス・ブリュインセルス(ベルギー)、13位のマルロン・モドロ・ザノテッリ(ブラジル)、22位で2008北京五輪個人金メダリストのエリック・ラマーズ(カナダ)は減点4、世界ランク14位のクリスチャン・アールマン(ドイツ)、同ランク21位のケビン・スタウト(フランス)は減点8、世界ランク2位のダニエル・ドイサー(ドイツ)、同ランク6位のピーター・デボス(ベルギー)は減点9で走行を終え、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのエドゥアルド・アルバレス・アズナール(スペイン)&レジェンド号が第1走行に続いてクリアラウンド。いきなり39.79秒の好タイムをマークし、後続の人馬にプレッシャーをかける。
2番目のブライアン・モーグル(アメリカ)&バロウ・デュ・レヴェントン号も減点0で続くが、タイムは41.73秒と及ばず。3番目のローラ・クラウト(アメリカ)&バロウティヌエ号は減点4。4番目のペネロペ・ルプレボ(フランス)&バンクーバー・デ・ランロール号はクリアラウンドをきめるが、タイムは40.85秒でこちらもアルバレス・アズナールには届かない。
しかし、5番目のスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴェナード・デ・セリシー号が39.13秒でクリアラウンド。一番時計を0.63秒だけ更新して首位に躍り出ると、6番目のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号、7番目のジュリアン・エパイヤール(フランス)&コスモ・ヴァン・ホフ・デル・ブーン号、8番目のルシアナ・ディニス(ポルトガル)&ヴェルティゴ・デュ・デザート号は減点4。そして、最終9番目のスコットブ・ラッシュ(イギリス)&ハロー・セナター号も減点12でフィニッシュ。
以上の結果、スティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴェナード・デ・セリシー号が見事にハブサイドグランプリを制し、優勝賞金50,000ユーロ(約660万円)を獲得した。
PHOTO:©Hubside Jumping