[ハンプトン・クラシックホースショー2022/CSI5* Bridgehampton]
現地時間4日、ハンプトン・クラシックホースショー2022(開催地:アメリカ/ニューヨーク州ブリッジハンプトン)最終日に行われた$410,000 ハンプトンクラシックグランプリ(標準障害飛越競技238.2.2/160cm)にて、カール・クック(アメリカ)&カリンカ・ヴァント・ゾーグヴリート号が優勝。2位にダニエル・ブルマン(イスラエル)&ジェマW号、3位にケイティ・ディナン(アメリカ)&ブレゴR’n B号が入った。
第1走行
出場30人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、5番のデビッド・ブレイク(アイルランド)&ケオキ号。続く6番のケイティ・ディナン(アメリカ)&ブレゴR’n B号も減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク19位のダニエル・ブルマン(イスラエル)&ジェマW号、マリオ・デスローリエ(カナダ)&ウリス・デ・ラ・ローク号、カール・クック(アメリカ)&カリンカ・ヴァント・ゾーグヴリート号、エイドリアン・スターンリット(アメリカ)&ベニーズ・レガシー号など7人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル9人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
なお、世界ランク13位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)は減点4、2004アテネ五輪個人金メダリストのロドリゴ・ペソア(ブラジル)は失権に終わり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、5人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の36.71秒をマークしたカール・クック(アメリカ)&カリンカ・ヴァント・ゾーグヴリート号が見事に$410,000 ハンプトンクラシックグランプリを制し、優勝賞金135,300ドル(約1,917万円)を獲得した。
続いて、ダニエル・ブルマン(イスラエル)&ジェマW号が減点0、36.93秒で2位、ケイティ・ディナン(アメリカ)&ブレゴR’n B号が減点0、38.32秒で3位、ミミ・ゴックマン(アメリカ)&セリーナBH号が減点0、38.73秒で4位、デビッド・ブレイク(アイルランド)&ケオキ号が減点0、40.30秒で5位に入った。
カリンカ・ヴァント・ゾーグヴリート号はベルギー産のベルジャンウォームブラッド種(12歳牝馬)。2019年よりカール・クック(アメリカ)とコンビを組み、2021年にアメリカのCSI2*でグランプリを制している。
PHOTO:©2022 Hampton Classic Horse Show/Kind Media
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。