[グローバル・チャンピオンズリーグ2023 第9戦・モナコ大会/CSI5* GCL MonteCarlo]
現地時間30日、グローバル・チャンピオンズリーグ(以下、GCL)2023 第9戦・モナコ大会(開催地:モナコ/モンテカルロ)が行われ、クリスチャン・ククック(ドイツ)&ムンバイ号、パトリック・シュトゥルメイヤー(ドイツ)&ドラコ・デ・モーグル号などが出場したリーゼンベック・インターナショナルが総減点4、走行タイム合計136.03秒(第2ラウンドのタイム。以下同)で見事に優勝。今シーズンのGCL5勝目をマークし、賞金32,188ユーロ(約507万円)を獲得した。
続いて、ハリー・スモルダーズ(オランダ)&モナコ号、イオリ・マイティリノウ(ギリシャ)&レヴィス・デ・ミューズ号などが出場したパリ・パンサーズが総減点4、走行タイム合計137.36秒で2位、ジェローム・ゲリー(ベルギー)&クリステル号、シェーン・ブリーン(アイルランド)&ハヤ号などが出場したローマ・グラディエーターズが総減点8、走行タイム合計134.83秒で3位に入った。
GCLは全16チームで争われるチーム対抗戦シリーズであり、今シーズンは全15大会の総合成績で年間チャンピオンの座を争う。各大会では、第1ラウンドと第2ラウンドの2競技を実施。いずれのラウンドも各チームから2人馬が出場し、計4回の走行における総減点と第2ラウンドの走行タイム合計により順位が決定される。
なお、第9戦終了時点のGCL2023年間ランキングでは、リーゼンベック・インターナショナルが213ポイントで首位を独走。以下、マドリード・インモーションが175ポイントで2位、パリ・パンサーズが174ポイントで3位、ストックホルム・ハーツが147.5ポイントで4位、サントロペ・パイレーツが147ポイントで5位、日本の川合正育(杉谷乗馬クラブ)が所属するメキシコ・アミーゴズが103ポイントで13位に後退している。
PHOTO:©GCL
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。