ジュリアン・エパイヤール(フランス)がLGCTスーパーグランプリを制覇/グローバル・チャンピオンズ・プラハ・プレーオフ2023

LGCT/GCL

[グローバル・チャンピオンズ・プレーオフ2023/CSI5*GCT Prague]

現地時間18日、グローバル・チャンピオンズ・プレーオフ2023(開催地:チェコ/プラハ)3日目に行われたLGCTスーパーグランプリ(二回走行競技/165cm)にて、ジュリアン・エパイヤール(フランス)&ドバイ・デュ・セードル号が優勝。2位にヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号、3位にマックス・クーナー(オーストリア)&アップ・トゥ・ジャコ・ブルー号が入った。

ラウンド1

16人馬が出場したラウンド1では、世界ランク7位のジュリアン・エパイヤール(フランス)&ドバイ・デュ・セードル号、同ランク18位のマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号、2016リオデジャネイロ五輪・2020東京五輪個人銀メダリスト、FEIヨーロッパ選手権2017個人金メダリスト、LGCT2021チャンピオンのペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&キャッチ・ミー・ノットS号など7人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。

続いて、世界ランク1位でFEIワールドカップ・ファイナル2023チャンピオン、FEI世界馬術選手権大会2022個人・団体二冠のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号、同ランク9位のマックス・クーナー(オーストリア)&アップ・トゥ・ジャコ・ブルー号、同ランク10位でLGCT2017・2023のハリー・スモルダーズ(オランダ)&モナコ号など8人馬が減点4でフィニッシュ。16人馬中15人馬が減点4位内の僅差でひしめく混戦となった。

ラウンド2

迎えたラウンド2では、ラウンド1を減点0でフィニッシュしたジュリアン・エパイヤール(フランス)&ドバイ・デュ・セードル号、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号、カトリン・エッカーマン(ドイツ)&カラ・マンディア号の3人馬が減点4で走行を終え、総減点4でフィニッシュ。

対して、ラウンド1で減点4だったヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号、マックス・クーナー(オーストリア)&アップ・トゥ・ジャコ・ブルー号、ハリー・スモルダーズ(オランダ)&モナコ号、ベルトラム・アレン(アイルランド)&パチーノ・アミロ号の4人馬がクリアラウンドし、7人馬が総減点4で並んだ。

そのうち、トップタイムの57.49秒(ラウンドBの走行タイム。以下同)をマークしたジュリアン・エパイヤール(フランス)&ドバイ・デュ・セードル号が総減点4、57.49秒で見事にLGCTスーパーグランプリ初制覇。自身のキャリアで最高とも言えるビッグタイトルを獲得し、優勝賞金300,000ユーロ(約4,850万円)を獲得した。

続いて、ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号が総減点4、58.76秒で2位、マックス・クーナー(オーストリア)&アップ・トゥ・ジャコ・ブルー号が総減点4、60.41秒で3位、ベルトラム・アレン(アイルランド)&パチーノ・アミロ号が総減点4、61.04秒で4位、ハリー・スモルダーズ(オランダ)&モナコ号が総減点4、61.20秒で5位に入った。

ドバイ・デュ・セードル号はフランス産のセルフランセ種(10歳牝馬)。2022年よりジュリアン・エパイヤール(フランス)とコンビを組み、2023年にロンジン・エキタ・リヨン2023(CSI5*-W Lyon)でFEIワールドカップ・リヨン大会優勝、ダッチ・マスターズ2023(CSI5* RGS ’s-Hertogenbosch)で145cmクラス2勝、ジャンピング・インターナショナル・デ・ラボール2023(CSIO5* La Baule)で160cmクラス優勝。また、フランス代表のメンバーとして、FEIヨーロッパ選手権2023にも出場している。

PHOTO:©Stefano Grasso/LGCT