ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)がLGCTスーパーグランプリを制覇/グローバル・チャンピオンズ・プラハ・プレーオフ2021

LGCT/GCL

[グローバル・チャンピオンズ・プラハ・プレーオフ2021/CSI5*GCT Prague]

現地時間20日、グローバル・チャンピオンズ・プラハ・プレーオフ2021(開催地:チェコ/プラハ)3日目に行われたLGCTスーパーグランプリ(二回走行競技/160cm)にて、ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号が優勝。2位にセルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)&アラモ号、3位にベン・マー(イギリス)&エクスプロ―ジョンW号が入った。

第1ラウンド

15人馬が出場した第1ラウンドでは、世界ランク3位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号、同ランク8位で2020東京五輪個人金メダリスト、LGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)&エクスプロ―ジョンW号、ダーラ・ケニー(アイルランド)&VDLカルテッロ号、オリヴィエ・ロバート(フランス)&ヴァンゴグ・デュ・マス・ガルニエ号、セルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)&アラモ号の5人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。

続いて、世界ランク1位で2020東京五輪個人銀メダリスト、LGCT2021チャンピオンのペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&MクリスチャンK号、同ランク2位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&キラー・クイーンVDM号、5位でLGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号、ニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&デラックス・ヴァンT&L号、ブライアン・バルシガー(スイス)&アクス・コラージ号、スペンサー・スミス(アメリカ)&セオドア・マンシエイス号の6人馬が減点4で追走。

以下、サメ・エル・ダハン(イギリス)&WKDエイメズ・モワ号が減点8、ジョン・ウィテカー(イギリス)&ユニック・デュ・フランポート号が減点9、ハリー・スモルダーズ(オランダ)&ビンゴ・デュ・パーク号が減点12で第2ラウンドへ。また、マリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&エル・バローヌ111Z号は失権で第1ラウンドでの敗退が決まった。

第2ラウンド

第1ラウンド下位の人馬から順にスタートするリバースオーダーで行われた第2ラウンドでは、7番のスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号が62.00秒でクリアラウンドし、総減点(第1・第2ラウンドのトータル減点。以下同)4をキープ。先に総減点4で走行を終えていたダニエル・ドイサー(ドイツ)&キラー・クイーンVDM号のタイムを上回り、首位に立つ。

8番目のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&MクリスチャンK号は総減点15、9番目のブライアン・バルシガー(スイス)&アクス・コラージ号は総減点16で敗退となるが、第1ラウンドでクリアラウンドしていた10番目のダーラ・ケニー(アイルランド)&VDLカルテッロ号は減点4、60.72秒でフィニッシュ。総減点4でブラッシュと並ぶも、タイムで上回り、首位に浮上する。

しかし、11番目のセルジオ・アルバレス・モヤ(スペイン)&アラモ号が62.48秒でクリアラウンド。総減点0をキープして首位に躍り出ると、12番目のオリヴィエ・ロバート(フランス)&ヴァンゴグ・デュ・マス・ガルニエ号は総減点12、13番目のベン・マー(イギリス)&エクスプロ―ジョンW号は総減点4でのフィニッシュとなり、優勝争いから脱落する。

そして、いよいよ最終14番のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&キング・エドワード号がアリーナへ。大きなプレッシャーがかかる中でスタートを切った人馬だったが、総減点0で並んだアルバレス・モヤのタイムを1.66秒上回る60.82秒でクリアラウンド。見事にLGCTスーパーグランプリを制し、優勝賞金30万ユーロ(約3,800万円)を獲得した。

PHOTO:© LGCT / Stefano Grasso