[FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2022/CSI-W Final]
現地時間7日、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2022(開催地:ドイツ/ライプツィヒ)2日目に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナルⅠ(スピード&ハンディネス競技/160cm)にて、マーティン・フックス(スイス)&チャップリン号が優勝。2位にマックス・クーナー(オーストリア)&エレクトリック・ブルーP号、3位にコナー・スワイル(アイルランド)&カウント・ミー・イン号が入った。
[ハイライト動画]
35人馬が出場した競技終盤、世界ランク3位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)&チャップリン号がトップタイムとなる65.11秒でフィニッシュ。見事にFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナルⅠを制し、優勝賞金23,000ユーロ(約309万円)を獲得した。フックスは総合ランキングでも36ポイントで首位に立ち、初のファイナル制覇に向けて好スタートを切った。
続いて、マックス・クーナー(オーストリア)&エレクトリック・ブルーP号が66.19秒で2位、世界ランク5位のコナー・スワイル(アイルランド)&カウント・ミー・イン号が67.06秒で3位、デビッド・ウィル(ドイツ)&Cヴィアー号が67.48秒で4位、世界ランク9位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)が67.94秒で5位に入っている。
なお、LGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)は68.69秒の9位、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2003・2006・2010チャンピオンのマーカス・アーニング(ドイツ)は69.12秒の12位、2012ロンドン五輪個人金メダリストでFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2015・2016・2019チャンピオンのスティーヴ・ゲルダ(スイス)は75.02秒の25位、に終わっている。
チャップリン号はオランダ産のKWPN種(15歳牡馬)。2016年よりマーティン・フックス(スイス)とコンビを組み、ロンジン・エキタ・リヨン2021(CSI5*-W Lyon)でFEIワールドカップ・リヨン大会優勝、LGCT2019 マドリード大会(CSI5*GCT Madrid)、カスカイス大会(CSI5*GCT Cascais Estoril)でのLGCTグランプリ優勝など、数々のタイトルを獲得している。
PHOTO:©FEI/Liz Gregg
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。