スティーヴ・ゲルダ(スイス)がファイナルⅠを制して首位発進!/FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2019

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[FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2019/CSI-W Final]

現地時間4日、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2019(開催地:スウェーデン/ヨーテボリ)2日目に行われたファイナルⅠ(スピード&ハンディネス競技/160cm)にて、スティーヴ・ゲルダ(スイス)&アラモ号が優勝。2位にはピーター・デボス(ベルギー)&アパート号、3位にはオリヴィエ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mレジェンド・オブ・ラヴ号が入った。

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出場33人馬のうち、3番のオリヴィエ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mレジェンド・オブ・ラヴ号が61.43秒でフィニッシュ。序盤に早くも好タイムを叩き出し、後続の人馬にプレッシャーをかける。

続いて、7番のフランソワ・マシー(ベルギー)&カサノヴァ・デル・ハーゼ号、13番のエドゥアルド・アルバレス・アズナール(スペイン)&ロックフェラー・デ・プレヴィル・ボア・マーゴット号、15番のマーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号などが好走を見せるが、いずれも一番時計を更新することはできない。

しかし、終盤。28番のピーター・デボス(ベルギー)&アパート号が61.31秒でフィニッシュ。フィリッパーツのタイムを0.12秒更新して、首位に立つ。そして、残り3人馬となったところで、31番のスティーヴ・ゲルダ(スイス)&アラモ号がアリーナへ。

2012ロンドン五輪個人金メダリストであり、世界ランク1位には君臨している名手は、昨年12月のCHIジュネーヴでロレックスIJRCトップ10ファイナルを制した愛馬と共に力強くコースを駆け抜け、61.23秒でフィニッシュ。デボスのタイムをわずか0.0.3秒だけ上回り、堂々首位に躍り出る。

その後、後続の2人馬はいずれもこのタイムを上回ることはできず。スティーヴ・ゲルダ(スイス)&アラモ号が幸先よくファイナルⅠを制し、優勝賞金23,000ユーロ(約270万円)を獲得。総合順位でまずトップに立ち、自身3度目のワールドカップ・ファイナル制覇に向けて最高のスタートを切った。

なお、日本代表の広田思乃(那須トレーニングファーム)&ライフ・イズ・ビューティフル号は3落下のペナルティタイムが加算された78.13秒でフィニッシュ。見事に完走をはたし、ファイナルⅡへ駒を進めた。

また、各選手には成績に応じたワールドカップポイントが付与され、それによって、総合順位を決定。ファイナルⅠ終了時の総合順位は、スティーヴ・ゲルダ(スイス)が37ポイントで首位、ピーター・デボス(ベルギー)が32ポイントで2位、オリヴィエ・フィリッパーツ(ベルギー)が31ポイントで3位、フランソワ・マシー(ベルギー)が30ポイントで4位、マーティン・フックス(スイス)が29ポイントの5位、広田思乃(那須トレーニングファーム)は2ポイントの32位となった。

PHOTO:©FEI