[ワシントン・インターナショナルホースショー2023/CSI5*-W Upper Marlboro]
現地時間28日、ワシントン・インターナショナルホースショー2023(開催地:アメリカ/メリーランド州アッパーマルボロ)の6日目に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2023-2024 北米リーグ 第2戦・ワシントン大会(標準障害飛越競技 238.2.2/160cm)にて、キャサリン・A・ディナン(アメリカ)&ブレゴ R’n B号が優勝。2位にルネ・ディットマー(ドイツ)&コルシカX号、3位にデヴィン・ライアン(アメリカ)&エディー・ブルー号が入った。
第1走行
出場24人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、2番のアリゼ・オーケン(アメリカ)&ゲルベラ号。続く3番、ルネ・ディットマー(ドイツ)&コルシカX号も減点0でフィニッシュし、早々とジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク18位のダーラ・ケニー(アイルランド)&アーウィン号、マージー・ゴールドスタイン・アングル(アメリカ)&ディカス号、デヴィン・ライアン(アメリカ)&エディー・ブルー号、キャサリン・A・ディナン(アメリカ)&ブレゴ R’n B号、ローワン・ウィリス(オーストラリア)&ブルー・ムービー号の5人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル7人馬で争われることになった。
なお、世界ランク12位のシェーン・スウィートナム(アイルランド)、同ランク13位のダニエル・ブルマン(イスラエル)、15位のコナー・スワイル(アイルランド)は減点4でのフィニッシュとなり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、4人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの33.50秒をマークしたキャサリン・A・ディナン(アメリカ)&ブレゴ R’n B号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2023-2024 ワシントン大会を制し、優勝賞金148,500ドル(約2,206万円)を獲得した。
続いて、ルネ・ディットマー(ドイツ)&コルシカX号が減点0、34.40秒で2位、デヴィン・ライアン(アメリカ)&エディー・ブルー号が減点0、34.74秒で3位、アリゼ・オーケン(アメリカ)&ゲルベラ号が減点0、36.81秒で4位、ダーラ・ケニー(アイルランド)&アーウィン号が減点4、35.29秒で5位に入った。
ブレゴ R’n B号はオランダ産のKWPN種(17歳牡馬)。20017年にアンジェリーク・ホールン(オランダ)とのコンビでオランダのCSI2*にてグランプリ優勝。その後、2019年よりキャサリン・A・ディナン(アメリカ)とコンビを組み、2021年にアメリカのCSI3*でグランプリ2位、2023年にアメリカのCSI3*でグランプリ2勝などの成績を残している。
PHOTO:©FEI
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。