[フォートワース・インターナショナル2023/CSI4*-W Fort Worth ]
現地時間16日、フォートワース・インターナショナル2023(開催地:アメリカ/テキサス州フォートワース)の5日目に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2023-2024 北米リーグ 第6戦・フォートワース大会(標準障害飛越競技 238.2.2/160cm)にて、スカイラー・ワイヤーマン(アメリカ)&トルネード号が優勝。2位にニコラス・ガンボア(コロンビア)&NKHミスター・ダーシー号、3位にジル・ハンフリー(アメリカ)&クロマティックBF号が入った。
第1走行
出場18人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、3番のジル・ハンフリー(アメリカ)&クロマティックBF号。続いて、5番のスカイラー・ワイヤーマン(アメリカ)&トルネード号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク10位のシェーン・スウィートナム(アイルランド)&RRコンベラ号、同ランク17位のダーラ・ケニー(アイルランド)&VDLカルテッロ号、ニコラス・ガンボア(コロンビア)&NKHミスター・ダーシー号、コリーン・アコスタ(アメリカ)&ランコム号の4人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル6人馬で争われることになった。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、2人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの36.54 秒をマークしたスカイラー・ワイヤーマン(アメリカ)&トルネード号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2023-2024 フォートワース大会を制し、優勝賞金62,500ドル(約888万円)を獲得した。
続いて、ニコラス・ガンボア(コロンビア)&NKHミスター・ダーシー号が減点0、36.79秒で2位、ジル・ハンフリー(アメリカ)&クロマティックBF号が減点4、34.69秒で3位、シェーン・スウィートナム(アイルランド)&RRコンベラ号が減点4、34.97秒で4位、コリーン・アコスタ(アメリカ)&ランコム号が減点4、36.99秒で5位に入った。
トルネード号はスウェーデン産のスウェディッシュウォームブラッド種(9歳牡馬)。2023年よりスカイラー・ワイヤーマン(アメリカ)とコンビを組み、この優勝が記念すべきCSI初勝利。ほかには、同年にアメリカのCSI2*でグランプリ3位などの成績を残している。
PHOTO:©FEI
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。