[サクラメント・インターナショナルホースショー2022/CSI4*-W Sacramento]
現地時間8日、サクラメント・インターナショナルホースショー2022(開催地:アメリカ/カリフォルニア州サクラメント)の4日目に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2022-2023 北米リーグ 第1戦・サクラメント大会(標準障害飛越競技 238.2.2/160cm)にて、コナー・スワイル(アイルランド)&ヴィタル・チャンス・デ・ラ・ローク号が優勝。2位にソフィア・シーゲル(アメリカ)&エー・ガール号、3位にナタリー・ディーン(アメリカ)&チャンス・ステ・エルメル号が入った。
第1走行
出場23人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は19番、世界ランク5位のコナー・スワイル(アイルランド)&ヴィタル・チャンス・デ・ラ・ローク号。続く20番のナタリー・ディーン(アメリカ)&チャンス・ステ・エルメル号も減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、クリアラウンドしたのは、ソフィア・シーゲル(アメリカ)&エー・ガール号のみとなり、ジャンプ・オフはトータル3人馬で争われることになった。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、コナー・スワイル(アイルランド)&ヴィタル・チャンス・デ・ラ・ローク号が38.19秒で唯一のクリアラウンド。見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2022-2023 サクラメント大会を2連覇を達成し、優勝賞金75,240ドル(約1,093万円)を獲得した。
続いて、ソフィア・シーゲル(アメリカ)&エー・ガール号が減点4、50.02秒で2位、ナタリー・ディーン(アメリカ)&チャンス・ステ・エルメル号が減点8、43.65秒で3位に。以下、第1走行を減点4でフィニッシュしたエリザ・ブロス(アメリカ)&カルデンタ・ファント・メーアオフ号が4位、同じく減点4だったケンダル・ブルジョワ(アメリカ)&フリントンM号がタイム差で5位に入った。
ヴィタル・チャンス・デ・ラ・ローク号はフランス産のセルフランセ種(13歳牡馬)。2021年よりコナー・スワイル(アイルランド)とコンビを組み、フォートワース・インターナショナル2021(CSI4*-W Fort Worth)でFEIワールドカップ・フォートワース大会優勝、サクラメント・インターナショナルホースショー2021(CSI4*-W Sacramento)でFEIワールドカップ・サクラメント大会優勝、ほかにも、2021年にアメリカのCSI4*、CSI3*、CSI2*でグランプリ優勝を飾っている。
PHOTO:©FEI
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。