アンドレ・ティエメ(ドイツ)がFEIワールドカップ・オカラ大会を制覇/ライブオーク・インターナショナル2023

FEIワールドカップ

[ライブオーク・インターナショナル2023/CSI4*-W Ocala ]

現地時間19日、ライブオーク・インターナショナル2023(開催地:アメリカ/フロリダ州オカラ)の最終日に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2022-2023 北米リーグ 第8戦・オカラ大会(標準障害飛越競技 238.2.2/160cm)にて、アンドレ・ティエメ(ドイツ)&DSPチャカリア号が優勝。2位にマリア・ガブリエラ・ブルガル・ガッソ(ドミニカ)&ジャドール・フラメンコ号、3位にサンチアゴ・ランブレ(ブラジル)&チャコ・ブルーⅡ号が入った。

第1走行

出場38人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は1番、世界ランク4位でFEIワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)&カラス号。続いて、4番のポール・オシェア(アイルランド)&イメラルド・ヴァント・フォールホフ号減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、FEIヨーロッパ選手権2021個人金メダリストのアンドレ・ティエメ(ドイツ)&DSPチャカリア号、サンチアゴ・ランブレ(ブラジル)&チャコ・ブルーⅡ号、マリオ・デスローリエ(カナダ&エメルソン号、ニコラス・デッロ・ジョイオ(アメリカ)&コルネッツ・カムブリッジ号、ハンター・ホロウェイ(アメリカ)&イースタン・ジャム号など9人馬がクリアラウンド。トータル11人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。なお、世界ランク13位のケント・ファリントン(アメリカ)は減点4でジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、5人馬がクリアラウンド。そのうち、トップタイムの38.28をマークしたアンドレ・ティエメ(ドイツ)&DSPチャカリア号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2022-2023 オカラ大会を制し、優勝賞金73,458ドル(約963万円)を獲得した。

続いて、マリア・ガブリエラ・ブルガル・ガッソ(ドミニカ)&ジャドール・フラメンコ号が減点0、40.14秒で2位、サンチアゴ・ランブレ(ブラジル)&チャコ・ブルーⅡ号が減点0、40.86秒で3位、ハンター・ホロウェイ(アメリカ)&イースタン・ジャム号が減点0、42.49秒で4位、ヨハン・セバスティアン・グリクセン(ノルウェー)&イッツ・ミー・デ・ソール号が減点0、43.71秒で5位に入った。

DSPチャカリア号はドイチェススポーツホース種(13歳牝馬)。2018年よりアンドレ・ティエメ(ドイツ)とコンビを組み、2021年に2020東京五輪に出場。FEIヨーロッパ選手権2021では個人金メダル、団体銀メダルを獲得した。また、2022年にはファルステボホースショー2022(CSIO5* Falsterbo)でロンジングランプリを制している。

PHOTO:©FEI

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。