[ラスベガス・ナショナルホースショー2022/CSI4*-W Las Vegas]
現地時間19日、ラスベガス・ナショナルホースショー2022(開催地:アメリカ/ネバダ州ラスベガス)の6日目に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2022-2023 北米リーグ 第5戦・ラスベガス大会(標準障害飛越競技 238.2.2/160cm)にて、リリー・キーナン(アメリカ)&アガナ・ヴァン・ヘット・ゲレンダル Z号が優勝。2位にダニエル・コイル(アイルランド)&アイボリーTCS号、3位にエリサ・ブロズ(アメリカ)&カルデンタ・ファント・メーアホフ号が入った。
第1走行
出場27人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、10番のナイエル・ナサール(エジプト)&エル・コンデ号。続いて、13番のダニエル・コイル(アイルランド)&アイボリーTCS号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、リリー・キーナン(アメリカ)&アガナ・ヴァン・ヘット・ゲレンダル Z号、ナタリー・ディーン(アメリカ)&チャンス・ステ・エルメル号、ジェニファー・ワックスマン(アメリカ)&ラヴァリーノ・テル・クロンプ号、エリサ・ブロズ(アメリカ)&カルデンタ・ファント・メーアホフ号の4人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル6人馬で争われることになった。
なお、世界ランク5位のコナー・スワイル(アイルランド)は減点4でのフィニッシュとなり、惜しくもジャンプ・オフへ駒を進めることができなかった。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、5人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の36.31秒をマークしたリリー・キーナン(アメリカ)&アガナ・ヴァン・ヘット・ゲレンダル Z号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2022-2023 ラスベガス大会を制し、優勝賞金37,500ドル(約531万円)を獲得した。
続いて、ダニエル・コイル(アイルランド)&アイボリーTCS号が減点0、36.47秒で2位、エリサ・ブロズ(アメリカ)&カルデンタ・ファント・メーアホフ号が減点0、36.65秒で3位、ナタリー・ディーン(アメリカ)&チャンス・ステ・エルメル号が減点0、37.68秒で4位、ジェニファー・ワックスマン(アメリカ)&ラヴァリーノ・テル・クロンプ号が減点0、37.81秒で5位に入った。
アガナ・ヴァン・ヘット・ゲレンダル Z号はオランダ産のザンガーシャイド種(11歳牡馬)。2018年よりリリー・キーナン(アメリカ)とコンビを組み、CSIOバルセロナ2022(CSIO5*-NC Final Barcelona)で145cmクラス優勝、ロイヤルウィンザーホースショー2021(CSI5* Windsor)で145cmクラス優勝などの成績を残している。
PHOTO:©FEI
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。